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2021盛夏です

2021お盆のりんどう出荷

1週間くらい前から、肌寒く太陽の出ない盛夏になっています。。ラジオでは、ストーブを出したといったお便りもあり、稲にとってはちょっと不安のよぎる低温傾向です。早生の「いわてっこ」は問題ないですが、ひとめぼれほか晩生の品種も結構植えており、出穂期のため低温が続くと心配です。今年は暑い夏で良かったと思っていたのですが、ちゃんと自然は帳尻を合わせますね。

早い梅雨明けと猛暑の前進到来のため、りんどうでは花の「日焼け」が起きて出荷できず畑に残したものも多かったです。またお盆需要期前の前進開花となって、日焼けで出荷量は減産の上に、安値の需要期前の時期に多くが当たってしまい、2021年のりんどうは良いとは言えない結果になっています。

暑いと稲に良くりんどうはダメで、寒いとりんどうに良くて稲に良くないといわれておりますが、今年は猛暑の来た時期のタイミングが悪く、りんどうにも稲にも不運な気候展開になっているようです。そもそも、全国的にある程度の中山間地でも35度になるような気候となっては、りんどうの栽培は難しくなってくると思います。当地はさすがに35度にはなりませんが。。

 

白りんどう

唯一、当園で救いとなったのが、青りんどうに続いて咲いてくる白りんどうが最需要期に頑張ってくれたことでしょうか。去年など7月の長雨で土壌の水分過多と排水不良により、白りんどうの「雪の妖精」(写真左)が根腐れに起因する葉のまだら褐色の病態に見舞われて、ほとんど出荷することが出来なかったのですが、今年はその圃場を春先から排水明渠をしっかり掘るなどの対策をしたことが良かったのか、そもそも梅雨時期が短かったからか、まだら病にはならず、りんどうの開花前進化によって逆にバッチリ需要期に咲いてくれて、それなりの値段で販売することができました。去年採らなかったことで株養成になって今年は割合良い出来だったのも幸いしました。何が災いで何が幸いになるかは人知では計り知れません。

市場でお盆の需要期前に大量出荷になると、需要期は品薄になるので値段が下がらず、それはお盆の最中(本来なら需要期は終わり)にも割合と良い値段で推移し売れてくれて、よくあるお盆後の暴落にはならなかったようです。

いずれこういう年もあるので、いろんな品種を植えておいた方が、どれかがそれなりにカバーしてくれるということで、白りんどうも植え続けていこうと改めて感じた次第です。「雪の妖精」は定植後の欠株が多く、もう一つの同じ時期に咲く白品種「雪の舞」(写真右)を、今後も植えることになると思います。

 

収穫期のにんにく

なかなか記事を投稿することができなくて、田植え以降の時期に、にんにくの収穫と小麦の刈り取りが、上記りんどうのお盆出荷の前にありました。今年のにんにくは、なぜなのか本来あまりトウ立ちしないホワイト六片が多くトウ立ちし、トウ摘みが遅れてしまったのでしょう。小さめになってしまい、ちょっと残念な作柄になりました。反面トウ立ちしない「八木」は大きめでMサイズ品もかなり出来、成功の部類になったと思います。この点からトウ摘みが大事なんだろうと改めて思ったし、100%トウ立ちする「八幡平」も見過ごすことなくより早い時期のトウ摘みをすることが来年の課題になりました。

それにしても、本来1~2割しかトウ立ちしないホワイトがなぜ8割9割の高確率でトウ立ちしてしまったのか、不思議に思うところです。

 

収穫期のライ麦

麦の部門では、今年はライ麦に久々に挑戦し、3~4アールの小面積ですが、面積の割にはよく穫れた感じとなっています。以前ライ麦は栽培した年もあり2年くらい続けましたが、実際はあまり注文が来ず、南部小麦の方は早くから完売していたりで、ライ麦の場所をも南部小麦にした方がよかろうということでやめてしまっていました。近年、またライ麦自体の需要が伸びている感じがいたしまして、再挑戦を考えて去年のいま頃は品種についていろいろ検討していたところでした。日本ではライ麦は緑肥のカテゴリーであって、決してパンに利用するという発想じゃないように思っています。たまたまドイツの黒パンのライ麦を食用の目的で輸入販売しているサイトがあって、粉ではなく粒(玄麦)で販売していたので、輸入の関係で1年前の2019年産でしたが、数キロ買って去年の秋に蒔き、それが何とバッチリ発芽して今年2021年7月に無事刈り取りを終えることができました。

ただ、結果から言うと、ライ麦はあまりやりたくない作目でした。とにかく長くて、バインダーで刈るのも、それを集めて運びハセに掛けるのも一苦労、そして最後にハーベスタで脱穀するのも一苦労(結束部のカバーを外して結束自体のひもも取り外して脱穀)。植えた畑が長年草だらけの耕作放棄地で土が肥えていたんでしょうか。

今度の秋には、来月のことですが、石カラ畑でこれまでどの麦を植えても満足に背丈が伸びなかった良くない3アールの小さい畑があります。ここに植えて肥料も一切何もやらず、もう一度だけ試してみます。より短くできればその畑の専門品目にあてがって続けることができそうです。。

このライ麦は既にある注文品と種以外はすべて、といっても20㎏ですが、製粉委託しました。この20㎏の精粉のみ、今期は出荷いたします。良かったらどうぞお試しになってみてください。合わせて南部小麦の方も製粉注文が来ましたので、併せて製粉委託中です。こちらと混ぜてご使用いただくのもよろしいかと思います。少量ですが、宜しくお願いいたします。

 

南部小麦刈り取り日

こちらは刈り取り日の南部小麦です。良い出来のようにも思いましたが、量的には大した収量ではなく、いかに収量を上げるかが課題になります。同じ面積から換算してアリーナ小麦の方がずっと収量が上がりますので。

 

南部小麦の脱穀

今年は作付面積を増やしたことで、稲のプール育苗に使っているハウスだけでは場所が足りず、金属の三脚ハセを新規購入し、畑にもハセ場を作りました。問題は雨にあたることです。。この写真のハセを囲むようにパイプハウスのアーチパイプをセッティングし、ビニールを掛けて簡易乾燥施設を作ったものの、数時間の雷雨と風で見事にひっくり返されてしまいました。やはりビニールを掛けるなら、それなりにしっかり組んだパイプ施設を作らないと役に立たず、課題です。きちんと直管も入れてハウスっぽいものを作ろうとするなら、それは一時的な簡易なものを畑に設営するというのではなく、雪払いもしてやりながら通年設置したままにできるものを家の近くとかに作って、積雪期は見回りをし、上部の雪を払って潰されないように努力しつつ、麦と、そして稲にも使えるようなものを「建てる」ことですね。

これから次のりんどうの山、彼岸出荷が9月の頭から始まります。現在の冷涼な気象で彼岸りんどうも前進化が予想されます。それまでの間に、ラストの草刈り、廃園りんどうのネットや支柱の除去と耕耘、にんにくや小麦予定地の施肥や耕耘などを進めておかなくてはいけません。にんにくは特に畝立て作業もあるし、秋の定植も、彼岸りんどうや稲刈りの後では大きくなれるタイミングを逸してしまうので、8月中に済ますことができればベストです。限られた労力でいかに多種大量の作業をこなしていけるか。曇天をにらみながら、土が乾きトラクターが入れるようになる日をまずは待っています。

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