岩手・西和賀の農産品と田舎暮らし情報をお届けします
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野良仕事

野良仕事

稲刈りが終わりました

2019稲刈り1

稲刈りが終わり、新米の出荷を開始しました。今年の新米もどうぞ宜しくお願いいたします。育苗、田植えから稲刈り、脱穀まで半年と少し。なのに長大な時間が経ったかのように感じます。毎日いろんな作業や雑事がぎっしりですし、とりあえず目の前のやるべき作業を次々にこなして日々が過ぎていき、夏も過ぎ、気がつけば秋の採るもの植えるものの作業も終わって、このあとは片づけの1か月です。採るものとしてはタラノキの伐採が残っていますが、若干の積雪は問題ないので、まずは雪の下にしてしまってはいけないことから手を付けているところです。
 
 
2019稲刈り2

今年の稲刈り時には田んぼがぬかることなく、機械が入れないで手刈りするような箇所もなく、実にスムーズでした。おそらくは、寒かった7月でしたけれど、この中干しの時期に雨が少なくて田がちゃんと乾いてくれたからだろうと思います。7月末からの高温傾向で出穂は少し早く、またしっかりと登熟する温度が確保されたせいか、青い米は少ないようです。
 
いままでより大型で新しい運搬車を入手しまして、稲運びはいくらか楽になりました。
 
ただ、今年はこの稲刈り後に周期的に雨にたたられ、稲の乾きはいまいちと言えます。いつも行っている水分17%の新米時期限定の瑞々しいお米の脱穀取り込みは比較的好天の中、おひさまの恵みのもとで進められたものの、その後は台風19号やそれに続く週末の雨、寒気とか気圧の谷とかにより秋晴れはそう多くはありませんでしたね。現在、通常乾燥米と来年の夏場に出荷するしっかりと乾燥させたいお米については、晴天続きがありそうもないことから、脱穀はして、送風機を使って自然な風だけで籾の乾燥を行っています(確実に水分を下げてくれます)。雨続きの中、乾かないからといって11月にまたがるような長期間掛け続けることをしても、水分は下がってくれるものではなく、かえって状態は悪化します。
 
また、ハウスの中で雨に当てずに乾燥しているものがまだ残っていて、これは掛ければ掛けるほどしっかりと乾燥できるでしょう。いずれ、いろんな年がありますね。去年は最悪の稲刈りのぬかり、しかしその後のハセ掛け期は好天続き、という環境でしたし。
 
なお台風19号では、日本海側気候のこちらでは三陸地域で見舞われた大雨というのはありませんでした。しかし13日の未明に一瞬ですが強烈な突風が吹いたようで、この風により舗装路脇の小さい車庫が飛ばされるという被害に遭いました。ハセも何メートルかは倒されて、いったん稲を下ろし柱から立て直して、稲を再度掛ける作業に追われました(現在では既にその稲も脱穀を無事終えています)。
 
 
車庫建設1
車庫はどうしようもないので再建し、倒された車庫は解体して運んでもらいました。思わぬ出費となりダメージは大きいです。ここは町道の脇の除雪路で冬の車庫として必要ですし、りんどうの出荷期には集荷ポイントになっていて、ここに置いておくとトラックが運んで行ってくれるという場所です。
 
農家というのは、農作物に加えいろんな設備が野外にさらされています。完璧に投資された構築物のみで成り立っているわけではなく、仮設的なもの、応急的なものも含め、だましだましやりくりし凌いでいるというのが現状ですね。そして壊れたり直したり。
 
 
車庫建設2
1日目が終わったところです。現在シャッターのみを残し大工さんの仕事は終わっています。小さいもので、工程は2日でした。今度こそは飛ばされないような細工を各所にしっかり施してもらいました。
 
 
にんにく米ぬか追肥

にんにくの植え付けも終わりました。休眠の浅いホワイト六片はとにかく急ぎ、彼岸りんどう出荷を挟みながら9月いっぱいでほぼ植え付けることができ、そして稲刈り後、休眠の深い八木と八幡平を植え付けました。いずれの期間もりんどうは咲いて出荷になりますし、小麦播種もあって、9月下旬から10月上旬は最高に忙しく気持ちも落ち着かない時です。お盆と彼岸にはりんどう需要期で深夜残業になりますが、りんどうのことだけでしたし、天候も関係なく採っては選別のくり返し。この彼岸後の期間の方がしんどかったですね。
 
今回、写真のように植え付け後の畝の上に在庫があった米ぬかを散布してみました。種を植え付けた後に鍬で通路の土を畝にしっかりと上げ、植えた箇所の覆土にするとともに、また残りはそのままマルチの上に乗っていて風などに対する重しになっています。そこで米ぬかが土と混じって春までに熟成されて、追肥的に植え穴のにんにくの土に作用してくれないか、と目論んでいるところです。小さいものを植えても結局採れるのも小さくて売り物にならないことが多く、今年は思い切ってある程度のサイズのりん片と珠芽のみに種を絞って、面積は若干少なくしました。ホワイト六片のSサイズが現在10kg近くあり、これは在庫としてまだ販売できると思いますが、その下のSSサイズは難しいかもですね。ペーストにするとか、加工も考えたいところですが。。
 
 

黒にんにくの製造も開始しました。加温開始6日後です。これまでの経験から11日間の加温、そして2日ほど釜に入れたままとし、その後取り出して乾燥させる、という工程が良いかと思っています。特に75度になる加温を停止するタイミングには微妙な難しさがあります。遅れるよりは早く止める方が味は良いと感じています。今年の出来はどうでしょうか。
 
 
紅葉と廃園雪ほたる

本日最後のりんどうの収穫と選別を本日終え、潰して廃園にする作業、刈り取って来年に備えるりんどう作業、最後の脱穀と、ハセの片づけと収納、ハウスの撤収、果樹庭木の雪囲いなどなどを、これから手当たり次第進めていくことになります。写真の白りんどう「雪ほたる」は廃園するためネットと支柱を取り払い、この後にトラクターで2度耕耘してすき込みを終え作業を完了しました。隣にうっすら見える最後の品種「風雅」も収穫を終え今年で廃園します。まずはネットと支柱を抜く作業です。トラクターで整地するまでは雪の下にするわけにはいきません。
 


秋の繁忙期です

錦秋の風

9月10〜15日は秋彼岸のりんどう出荷のピークになります。彼岸品種は背丈も高く、株に勢いとかボリューム感があって、夏のお盆出荷の時の品種に比べ、比較的狭い面積から多くのりんどうがごっそり採れるという感じです。背丈が高く、折り取った後に下に残る茎葉がしっかりあるために、株に立ったりんどうを全部収穫しても、株を弱めることはありません。お盆品種はそこまで背が高くなくて、地際から収穫することになるために、数本の茎を未収穫のまま残してやらないと、その後の葉の光合成による株への栄養吸収ができなくて、翌年の勢いとか株の寿命自体を損ねてしまうことになります。土に与える肥料分よりも、この光合成による栄養吸収の方が大事な気がします。

 

そんなわけで、この「錦秋の風」という品種を中心に彼岸出荷に深夜残業を続けてまいりました。

   

錦秋の風収穫後

ほとんど採り尽くした9月20日の収穫後です。これだけ下に茎葉が残れば、花部分の茎は全部収穫しても大丈夫で、しかも花を残さない方が、種子に栄養が取られることなく、また重大な花部分の被害である菌核病を防ぐ大事な要因になります。

 

連休入り前の金曜日は彼岸の直前の大きな市になりました。地元の人たちもいっぱい出荷していると思うので市況が気になりました。また特にお盆の時もそうですが、台風(17号)が来ているので。。りんどうの需要期になると、必ず台風が来ます。台風が来るだけで値段が下がるので、金曜日の市況の情報は気がかりでしたが、前回水曜日の市場よりも4円程度下げたくらいですみました。結果は今年は9月18日水曜日の市況が最高額を付けたようでした。

 

その後に採って出荷するものは次回月曜日の市場になるので、もうお彼岸は終わってしまいます。ので、安くなってしまうんですね。仕方ないですが。。台風というのは畑に対して被害をもたらすだけではなくて、お客さんの利用が減るのではと仕入れを抑えることで単価を下げるという「買い控え」で価格への攻撃も行う厄介者です。

 

10月になれば、今度は流通量も落ち着いて、需要期とか関係なく例年そこそこに良い価格になるので、これからそうした極晩の品種も出荷しますが、果たして例年通りの単価がつくか、いつものことながら気がかりな毎日です。今日9月25日の市場では大きく暴落したようですので。。

   

にんにく植え2019

さて、にんにくのホワイト六片の植え付け適期になっていて、気持ちがりんどうからにんにくや稲刈りの方へ移ってまいります。ちょうど農作業体験に子どもたちが来園しまして、せっかくなので、にんにく植え付けを体験してもらいました。

 

まず結球にんにくをカケラに割ることから始め、割れたら、用意した畑にまず穴を開け、カケラ(りん片)を配り、カケラを穴に植え付け、通路を鍬で軽く耕して、その土を畝にスコップで上げて、植え穴に土をかぶせてトントンと押さえる。こうした作業を2日間、各々1時間ちょっとずつ作業して、ホワイト六片の大きめの種子はほぼ植え付けしました。

 

あとは残った小さめのホワイト種用の在庫を早めに植えてしまい、そして稲刈りが終わったら、休眠の深い「八木」「八幡平」2品種を植え付けます。ホワイト六片が全体の2/3、残り1/3を八木と八幡平が半々ずつ、という感じです。

   

熊除け音響装置

さて、今年も熊による被害を受ける時期になりました。隣で通報があり捕獲罠を役場で設置することになったということで、うちの方では音響による熊の忌避を狙うという装置を取り付けてもらいました。まあ、田んぼが熊に荒らされるのはいつものことなんですが、今年は隣人も通報をしたことだし、家に近い田も襲われているため、家族の安全も考えて役場にお願いした次第です。

 

バッテリーで、熊が嫌がる音を周期的に発します。夜だけ作動する設定にしています。昨夜音が鳴らなくて、バッテリー切れと思い、今日の日中に充電をして、今日の夕方から再び音が鳴りました。

   

熊被害の田

いつものことではありますが、田はこんな風にやられます(肥料やりすぎによる倒伏にも見えますが、それは当園ではありません)。山に接している部分で、畦畔ギリギリの端っこから食べるのではなくて、数メートル中に入ったところに座って稲を食い荒らすようです。自分の体が周囲から見えないように、端っこから少し入って周りが稲の背丈で隠れられるというところがミソのようです。

 

ただ、時間が経てば稲は少し起き上がるので、この部分も普通に稲刈りはします。

   

熊の足跡

りんどうを新しく植えた田(畑)に熊の足跡が。。ここは去年まで田でしたが、一番被害を受けたところでした。りんどう畑になっても去来しているようです。

   

小麦畑

今日は小麦を播種しました。南部小麦10アールと、それから今年初めての試みとなるスペルト小麦を3アールの畑に播種しました。種は私の感覚では1アール分の量しかありませんでしたが(種がすごく高価なのです)、種袋の説明通りに蒔いたら3アール埋まりました。薄まきっぽいので、来春スカスカになっているかもしれず、ちょっとドキドキです。

 

小麦はトラクターの尾輪で蒔き溝を作るため、わかりづらいかもしれませんが一度掘ったところを2度重ねて掘って60cmくらいの間隔にしています。通常10アールを1時間弱で耕耘するとすれば、重ねて掘るために倍の時間がかかるというものです。耕耘のスピードは早めますが、重ね具合はロータリー幅150cmを60cmでということで2.5倍になるので、時間はほぼ2倍です。それでも、鍬で溝付けしながら1反歩の畑を手作業することを思うと、楽です。尾輪が付けてくれた溝に、46度4時間風呂消毒した種を手で蒔き、そして長靴で溝を埋めて歩くことで覆土をします。10アールで耕耘と播種と覆土が各々1時間半ずつの作業時間になります。農薬を使用しない農法では、全面バラマキはどうもダメで、すじ蒔き法にしています。

   

小麦の播種

播種したところで昼になり家に戻りましたが、カラスがいたので種を喰われるか心配でした。いくらか喰われたようではありました。カラスは熊以上の害鳥で、ブルーベリーを始め家庭消費のトウモロコシも狙うし、植えたばかりのりんどう苗を引っこ抜く悪さもします。作業場では石鹸を持ち逃げするし(なので泡ソープにしました)、米ぬかや米の入った袋はつついて破り、ビニール(セロハン)に包まれた未使用品のものを破いて取り出します。今日はカゴに入れていたねずみ花火を包みから出して放置していました。熊以上に駆除してもらいたいのが本音です。

   

スペルト小麦

こちらはスペルト小麦です。本日9月25日に播種しました。ライ麦とかと同様に古くからからヨーロッパで栽培されてきた小麦で、現代の改良された品種が、栽培のしやすさとか収量とか食味などを追究して改良された結果、逆に失われてしまったような栄養価とか、人体に与えるより好ましい効果などが残っていると言われています。このような小麦を当園では栽培したいと思っております。南部小麦とアリーナに加え、第3の小麦となる予定です。まずは無事芽が出て、また雪が消えた次の春どのようになっているが、関心事になります。

   

ホケ

いよいよ稲刈りになります。りんどうは需要期を過ぎて出荷休みの日が多くなり、朝りんどう収穫・昼間稲刈り・夜りんどう選別の日が続き、稲刈りが終わったら八木と八幡平のにんにく植えになります。ホワイト六片は本日植え付けを終えました。また稲のハセ掛けのためのハセ組みも本日完了しました。例年報告しておりますが、作業小屋の2階から引き摺り下ろして柱のところまでは引きずって行き、紐で結わえる作業で、楽ではない作業ですね。今年も何とか終えました。

 

明日はアリーナ小麦の播種をします。農繁期真っ只中で、緊張感に満ちた日々が続きます。

 

小麦の出荷を開始しました

小麦の脱穀2019
 
7月後半に刈り取りし、ハウスの中で乾燥を続けていた小麦を脱穀しました。当園ではりんどう栽培が大きい地位を占めておりますが、お盆用の出荷の時期にじっくり小麦を乾燥させて、お盆と今度は彼岸の出荷が始まる谷間の時期に、脱穀や選別を行って、出荷を開始します。

 
併せて、りんどうお盆出荷で夜なべが続き手をつけられなかったにんにくも、この時期に集中的に出荷のための根切り皮むき調整を行っています(やはりこれも夜なべの作業ですが)。
 

 
南部小麦2019
 
脱穀日の南部小麦です。雑草を一緒に束ねてしまっています。。約80kgの収量でした。
 

 
アリーナ2019
 
こちらはアリーナ小麦。穂の色が白っぽいですが玄麦自体の色はそう薄いというほどでもありません。このアリーナを栽培した畑は昨年一作ほど作付けを休んで(種分は栽培しましたが)、水張り水田(稲は作付けせず)にしたことで地力がついて作柄はとても良かったですね。南部小麦よりやや狭い面積ながら100kgの収量でした。小麦のみの連作である南部小麦の畑よりも好条件となって、こちらの方が良く穫れました。
 
去年畑に水張りをしながら稲の作付けをしなかったのは、作付けすると小麦の播種時期までに稲刈りは終わらないために、翌年の秋まで2作休むことになるからです。
 

 
小麦の籾摺り機選別
 
脱穀後はおびただしい穂や茎の残骸が収穫物に混ざっているため、選別作業が不可欠です。これまで唐箕や小さい籾摺り機を持ち出して行っていたものの、手間がかかり、今年は現役の籾用の籾摺り機で選別を行いました。

 
籾摺り機に小麦が混ざってしまうことは誰しも望みませんが、現役の籾摺り機を麦に使わなかった去年までも、ハーベスタに残っていた玄麦が、結局稲の籾摺りの際に混ざって出現し、以前からも籾摺り機の中には多少なりとも混じってしまっていましたので、そんなに深刻に考えたところで仕方のないことと割り切りました。この作業の終了後には自家消費飯米用の玄米をもう一度通して敢えて小麦を洗い出しましたし、今度の秋の籾摺り時には、出荷用に混じらないように、やはり飯米用から始めて、そこで玄麦は出し切ってやりたいところです。
 

 
雪の妖精出荷ピーク
 
さて、お盆が終わった頃から白りんどうが咲き始め、ピークを迎えました(8/25頃)。お盆の需要期の後なので、単価はそう上がりませんし、今年は台風10号の影響等で値段はそう高くありませんでした。雪の妖精という当地のオリジナルの品種です。
 

 
豚糞の買い出し
 
この白りんどうもすでに採花を終了し、次回からは彼岸用品種の出荷が開始します。その彼岸品種が立て込む前に、にんにくの圃場作りをやっておかねばならず、娘と北上市に豚糞の買い付けに行ってまいりました。軽トラで出かけ、製造元の敷地に接した無人販売所で40袋購入し、お金を木箱の中に入れて帰ります。

 
娘とトイストーリー4を見てから(感動しました。ボー・ピープが魅力的でした)、本来の豚糞を買う用を遂行し、そして後日天候を見計らってこの豚糞とカキガラ石灰を撒いて耕耘し、畝立てをし、マルチを張ってという一連の作業を、当面ホワイト六片の植え付け分のみ行いました。残りの八木と八幡平の植え付けは、このホワイト六片よりも1か月近く遅れますので、あまり早くから畑を作りすぎると、植え付け時に雑草だらけになってしまうので、いまはやりませんでした。ただし肥料とかき殻は投入し、耕耘はしてあります。

 
お盆が終わった頃から天候が不順で雨降りが続き、この地方では珍しい高温多湿が続いています(こちらは普段はどちらかといえば低温多湿です)。にんにくの畑作りが良い条件の元で行われたことにホッとしており、今日9月1日に、ホワイト六片の昨年の珠芽由来と今年の珠芽の植え付けをやってみました。

 
ホワイト六片は早めに休眠が覚めて秋のうちにも生育が進むので、積雪が早く訪れる当地では、とにかく早く植え付けすることが大事です。9月になったし、諸々の作業の間隙を縫って進めたいと思います。
 

 
大曲観覧場所
 
さて、こちらへ移住して23年になりますが、その今年にして初めて叶いました、大曲の花火大会。昨日8月31日に行われました。80万人が押し寄せるということで、渋滞を避けるために電車で行った方が良いかなと思い、計画を立てていましたが、検索記事で、帰りに会場から出るのに1時間、駅まで歩いて1時間、駅に着いてから電車に乗るまでが1時間、という文面に遭遇し、車で行くことに変更。駅近辺はおそらくディズニーランド内のアトラクションへ乗るまでのイメージでしょうか。万一、横手から西和賀方面への北上線乗り換えに遅れて終電を逃したりすれば、大変なことになってしまいますし、電車は諦めました。

 
次に、やや離れた公園に行って、そこからのんびり見下ろそうと考えました。が、花火が小さいとの記事を見つけて、また穴場といわれる割にしっかりと交通規制区であるとの表示を発見し、これも断念。。

 
結局、横手方面から向かって大曲エリアに入ってすぐの無料駐車場に車を停め、不用意にそれ以上乗り込むことを避けて、あとは歩きに徹しました。農業技術館とかいった施設で、到着後すぐに満杯になりました。2時頃の到着でしたが、間一髪という感じです。

 
打ち上げ地区まで歩いてきましたが、今年から? 河川敷の観覧のエリアはすべて有料だそうで。。何もチケットなど用意してません。土手に陣取り座るという感じでもなさそうで、立ち見でもお金を取るなんてことよりは、打ち上げの川向かいの反対側の農道とかに座ってゆっくり見た方が良いと、警備のお兄さんのアドバイスに従い、そのエリアへ移動。シートを敷き、準備していた弁当や惣菜を食べながら、まずは夕方の昼花火を楽しみました。まずはやれやれです。
 

 
大会提供花火クライマックス
 
そしてメインの花火をたっぷり3時間楽しみました。長いです。7時前から9時半頃まで。

 
9時頃の「大会実行委員会提供」が最大の目玉だそうで、すごいです(写真はそれの終わる頃)。その前のコカコーラとかNTTドコモ提供の花火も3分間に渡る熱演でしたが、この大会提供はやはり圧巻でした。

 
打ち上げは3か所ですが、その3か所すべてをフル稼働しての打ち上げは本当に大迫力でしたね。

 
これが日本一の花火だとすれば、すなわち世界一かもですね。

 
9:30までじっくり堪能し、再び車まで歩いて、そして帰路につきました。思ったほどの渋滞は全然なくスムーズに帰れました。ただ車を置いた駐車場が分かりづらく、しばらく余計に探し歩きました。そのせいもあり、渋滞回避になったんでしょう。スマホのグーグルマップを頼りに歩きましたが、広い施設の場合、結局敷地内のどこか、という点でピンポイントでの指示はしてくれず、結構探し当てるのに苦労しました。

 
行きに不用意に会場の近くに車で進入すれば有料(2千円)の区間である上に、帰りにそこから道路に出るのにも難儀し、かつ直ちに渋滞に遭遇します。その様子を脇目に見ながらの駐車場までの徒歩でした(40分くらい)。

 
昼間の会場へ向かう時、激しい雨にも遭いましたし、服も濡れたために、その後乾きはしましたが花火鑑賞中は寒く感じました。いろいろあれこれ持って来れば良かったという反省もしました。雨の多い地方ですし、靴下の替えとか、ヤッケのようなものや、シートでなく背もたれのあるレジャー椅子、帰りに車を探すヘッドランプ。。FMラジオがあれば実況も聞けたようです。次回があるとすれば、もっと対策して臨むべきでしょう。

 
9月になりました。草取り草刈りを進めながら、にんにく植えと次の彼岸りんどうに力を注ぎたいと思います。
 

 

お盆のりんどう出荷を終えて

さわ風3

りんどうの夏が今年もやってきて、一番の稼ぎ時である8月上旬の出荷の日々が一応一段落となりました。
 
今年は5月に高温期があって、逆に7月に低温に合いました。りんどうにとっては5月にしっかりと生育を進めることができて、適宜潅水を行うことで背丈もまずまず確保できたように思います。7月の低温も稲にとってはハラハラで、平成5年冷害の再来かと心配されましたが、涼しい気候を好むりんどうにとっては好環境であったといえましょうか。ただ、いよいよ花が咲き始める時になっていきなり高温に見舞われて、花の日焼けによる出荷ができないものも現れたり、高温による開花の抑制も見られたりして、結果的には3日程度遅れた感じで推移した格好でした。
 
市場にとってはお盆に入る前の8月10日頃の金曜日のセリが最大の商いになるようです。今年だと8月9日。私たちの日程で言えば8月6〜7日の出荷分にあたります。ここで市場価格は最高になり、花屋さんも十分量を手に入れて、あとはもういいですよ、となる感じです。ただわれわれ農家の出荷量のピークはこの後に来るために、実際は8月9日の次の市場である12日(月)のセリにかかる分が大量になり、ここで値段が崩れてしまうんですよね。
 
しかも今回は台風10号がじわじわと接近していて、いわゆる「買い控え」も起きたと思います。特に12日にプラスして補充の仕入れをしようとしている花屋さんの脳裏には、台風で仏花を買う客が減るのではないか、余分な仕入れをやめた方が、との葛藤が由来したと思います(それが価格に反映)。
 
 
出荷を待つりんどう

そうしたわけで、現在はかなりの安値で取り引きされているようで、農家も出荷はやめてお盆休み、というこの頃です。が当園では今年で潰す(廃園する)圃場もあり、ここは残しても株の養成としての意味がないために、採り尽くしたいし、またちょうどいま出荷が旺盛になっている品種もあるんですね。だから出荷は続いているし、この後の草刈りとか、草取りとか、極晩品種の追肥とか、にんにくの植え付けのための準備とか、小麦の脱穀などの段取りが頭に去来しつつ、まずは咲いている花の収穫を最優先に作業を進めています。
 
写真は選別作業を終えたお盆の主力品種である「さわ風」です。濃い青色のりんどうで、当地西和賀のオリジナルな品種です。最初の写真もこの「さわ風」です。
 
 
浄土ヶ浜

さて、お盆出荷が終わったら、海へ行く約束です。13日に浄土ヶ浜に行ってきました。岩手の海水浴は数日しか適期がありません。世の中猛暑猛暑でニュースになってますが、三陸沿岸は寒い日もあるんです。この日は最高気温26度の予報で、ああちょっと寒いだろうな、と思いつつ、この日しかないんで海水浴しました。
 
予報と裏腹に晴れ間が出て、前半は気温も28度くらいにはなったでしょうか。海水浴は無事楽しめました。ただ午後2時くらいにはやっぱり寒くなってきて、海から上がりまして、「カモメのかっぱえびせんやり」をして、浄土ヶ浜を3時頃には後にしました。ここは本当に極楽浄土の景観と言っていいと思います。砂浜じゃなく小石の浜辺だったのが歩きづらくて難儀しましたが、岩手を代表する海水浴場をまずは一度訪れることができて、満足でした。
 
ちなみに、翌日の14日は宮古市は最高気温20度ちょっとで、とても海水浴は無理でしたね。今日17日は沿岸もまた30度超えになっていて、浄土ヶ浜も賑わっているかもしれません。とはいえ、海水浴は明日の日曜日で終了のはずですね。
 
 
鯨と海の科学館1

次に、浄土ヶ浜から南下して、山田町にある「鯨と海の科学館」を訪れました。この辺りでは捕鯨の伝統があったんですね。マッコウクジラだそうです。客は他にいなくて、娘と私だけで学習ビデオを観ました。そして管内の見学。
 
 
鯨と海の科学館2

昔の潜水具だそうです。重い靴を履いて沈むようですね。
 
この後、遠野でラドン温泉に入り、そして花巻経由で石鳥谷の花火大会へ向かいました。強行スケジュールのため、前半は見逃してしまいましたが、夏の夜の花火を、屋台の焼き鳥やたこ焼きを味わいながら楽しむことができました。
 
帰宅は夜10時過ぎで、大変ハードでした。その前日までの農作業もハードで、深夜残業が続いた後でしたし、まあ無事帰ってこれて良かったです。沿岸と内陸部とは無料の高速道路もあって、結構スピーディに移動できます。
 
たった1日の休日も終わり、またりんどう出荷の日々が続いています。りんどう作業としての残業は減ってきましたが、注文が入っているにんにくの皮むき作業がかわりに昨日からの残業項目になっています。9月に入れば今度は2回目のりんどうの山場である彼岸出荷の波がやってきます。それまでにできるだけにんにくの出荷を進めたいし、最初に触れた他の作業もこなさなくてはなりません。もう少ししたら植え付けのための種にんにくをカケラに割る作業というのもあるので、夜なべ作業はまだまだ続きます。
 
 

にんにく収穫と小麦の刈り取り

にんにく収穫2019
今年もにんにくの収穫期が来まして、今月の初め、主力品種であるホワイト六片から収穫を開始しました。6月下旬頃より試し掘りを繰り返し、6月27日から収穫を開始しました。例年より1週間早いですが、もしかしたら例年自体が少し遅れ気味で掘っていたかもしれず、とも感じていました。早く掘ってしまうとその分小さくなってしまうと考えてのことだったわけですが、実際はそれほどの違いはなく、むしろ遅らせたことで抜き取り時に球を残し茎が切れてしまい、裂球を多くし作業も困難にしていたかもしれません。
 
結果、今年は抜き取りもスムーズで、かといって小さすぎるということはありませんで、タイミングとしてはちょうど良かったかと思います。5月の高温により多少早まったかとは思いますので、平年とすれば7月の3日あたりが適期になるかもしれません。
 
八木と八幡平にについてはもっと後になり、今年では7月2,3日で掘り終えました。例年ですと7月7〜8日という感触でしょうか。梅雨時ですし、いずれ天気を見ての収穫です。
 
 
アリーナ刈り取り2019

それよりも遅れるのが小麦の収穫です。南部小麦を7月16日、そして写真のアリーナを7月24日に刈り取りし、現在は乾燥ハウス内のハセに掛けています。
 
今年は7月が低温傾向で小麦の刈り取りは早まりませんでした。5月の高温で少し進んだ分が差し引きされて、平年並みの刈り取り時期となったと思います。
 
 
小岩井ウォーク解説
さて、7月7日に小岩井農場で、小岩井農場の歴史的施設を巡って歩く「小岩井ウォーキング」が開催されて、小4の子とともに参加してきました。広大な敷地内には100年前の建造物が多く点在し、そうした昔の農業関連施設を見学してきました。8kmを歩くコースだったので3時間くらいはかかりまして、要所要所の施設のスポットでは小岩井の解説員による解説が行われました。
 
 
小岩井4階倉庫
こちらは4階倉庫です。ちょっと時間が経ってしまい、説明を忘れました。
 
 
4階倉庫説明
かわりに看板です。エレベータで昇降していたんですね。
 
 
小岩井冷蔵庫1
こちらは天然の冷蔵庫。土のちょっとした山塊の中に増設された風情ある外観です。
 
 
小岩井冷蔵庫2
冷蔵庫の内部です。結構涼しいです。地中で冷やされた冷気がパイプ(ダクト)によって庫内に送り込まれるとか。
 
 
小岩井スラックリング
さて歩き終えた後は、ジンギスカンのランチを食べて(ウォーキング参加者割引あり)、午後は観光園地である「まきば園」でのアトラクションで楽しみました。ふだんも多少の遊具(有料の)はありますが、今回はウォーキングのイベントの同時開催で「スラックリング」なる綱渡りの競技を体験してきました。遊び感覚ではありますが、スポーツ 競技でもあるようです。この器具は通販で5千円程度で購入できるそうで、庭に設置して遊んでも楽しいことと思います。バランス感覚を養いますよね。
 
ちなみに、今回のウォーキングは地元放送局IBCラジオの企画で、ラジオで解説を実況しながら、それをラジオで聞きつつ歩くというものでした。メインのウォーキング生放送という業務が終わった後ということで、スタッフもこのスポーツで遊んでおり、神山アナウンサーが娘のそばで写っております。また、ロープを木の枝に吊るして垂直に登っていくというアトラクションもあって、これは定員となっていて参加できず、このスラックラインを見つけ遊びました。来年は木登りの方へ参加してみたいと思います。もし来年も開催されるのであればですが。
 
この「まきば園」へ入るために入場料がかかりますが、今回の参加費というのはこの入場料と同額でして、まきば園にも入場しているので参加した分はトクだったことでしょうか。
 
にんにくを収穫し終えての、ちょっとした息抜きの1日でした。
 
 
にんにく予定地米ぬか散布
小麦とにんにくを収穫した跡地には雑草が一面はびこった状態になっていて、これはまずすき込んでおく必要があります。秋に収穫される田んぼなどは、そのまま放っておいても冬が来て草も生えませんが、秋まき・夏採りの作物はこの夏に採ってその秋に植えるまでの2か月間、雑草が旺盛に生育します(しかも春からの雑草がしっかり残っています)。1回いまトラクターで掘ってやり、次はにんにくで8月下旬(限りなく月末)に豚糞やカキ殼を施用した上で耕耘して、畝立てし、9月中旬から始まるホワイト六片の植え付けに備えます。にんにくの跡地は小麦畑になり、小麦の跡地ににんにくを作付けし、にんにくの連作を回避します。
 
写真はアリーナ小麦の跡地で、ここにこの2か月間貯めた米ぬかを撒いて、そしてすぐにトラクターで耕耘しました。土の中で発酵が進み、にんにくに乳酸菌など米ぬかのいろんな有用成分を与えてくれると期待しています。米ぬかをしっかり使用する農法は当園の特徴にもなっていて、毎年2月頃から地元のコイン精米所に通い、冬から春に取ったものは田の基肥(ボカシ)および田植え後に撒いて米ぬか層を作るための2回の活用となり、その後はこのにんにく用として取り貯めます。今回のこのにんにく予定地には反当たり換算で300kgほど投入できました。
 
写真右上に既に耕耘した土が見えますが、ここはにんにくの跡地で、そのままいま1回掘り、今度9月下旬にもう一度掘って小麦を撒きます。ここには何も入れず、無肥料栽培です。1年前ににんにくの時に入れた肥料の残り分を小麦が吸い取る形です。小麦畑はもう1か所あり、南部小麦を植えていますが、ここは小麦の連作地なので、多少の豚糞は毎年補給しています。小麦は肥料を入れないと穫れないですね。
 
お盆需要のりんどう品種の出荷が始まっています。並行して草刈りと草取りを進めていますが、もうどこかで区切りをつけて収穫に専念することになります。8月1〜12日までは何がなんでもりんどうの出荷をやり遂げなければなりません。ここへ来てちょっと咲き進みが遅れているのではとも心配されます。この数日は真夏の高い気温ともなっていて、暑いと逆に開花が抑制されるので、ここはこまめに通路潅水を繰り返し、圃場の温度を下げ、水圧による開花促進の期待も込めながら、出荷を全うしていきたいところです。高温は花にも日焼け障害をもたらすので、良いことはありません。圃場を冷やしつつ、開花を促進させることが極めて大切に思います。
 
高温とは言っても28〜29度といった感じで30度を超えることは滅多にありません。そもそも30度を普通に超えるようなところではりんどうは栽培されていないでしょうね。
 
 

田植えも終わり初夏へと


とても暖かい好天の続く5月になっています。苗の生育も順調で、若干いつもより早く、無事田植えも終了しました。5月にこんなに好天が続くのは極めて異例です。

この地域は普段は5月下旬というと寒気が次々と日本海からやってきて霧雨のような寒い雨の日が続くことが多く、その後6月上旬に九州辺りで梅雨入りの声が聞かれると、逆に晴天がしばらく続く、というパターンでした。まあ、天気が良かったのですから、有効に作業を進めていきたいものです。



うちの田んぼは山に接しているところが多く、秋には熊の被害にも遭ったりするんですよね。歩いた足跡が写っていますが、これは補植のために私が歩いた跡です。薄まきの苗箱になるものですから、どうしても欠植が目立ちます。場合によっては連続しているところもあり、苗の薄い密度のせいか、代かきの不十分な箇所があったせいか、土質のせいか、いろいろ複合的なのだと思います。

元々きちんと基盤整理された田ではないので、高低差が解消されずに残っています。ある程度は代かき時に土移動するのですが、これはかなり技術度を要するし、やりすぎは厳禁です。どれくらいの深さで耕起したらよいか、代かき時の深さは、コースの取り方やターン時の注意点とか、いろいろ考えながら進めます。にんにくやたらの芽と違って田んぼは先輩方が周りにいっぱいいるわけですが、こうした技術は感覚ですので、自分の体で学び取っていくしかないかもですね。20年以上続けても、まだまだ奥は深く、自分の意図と実際がどうなっているかは、違っていることが多いものです。



タラノキも好天に支えられて順調です。秋に、芽を2つくらい残して切断しますが、次年度はその切断面の下から芽が出ることで、毎年上へ上へとせり上がった姿になります。雑草も伸びてきていますが、その陰には地中の根から自発的に出芽したタラノキの芽が潜んでいたりして、うかつに踏んづけないように注意が必要です。その新しい芽が木になって、そして古くなった株は枯死します。近年はカミキリムシによる食害で枯死させられるケースが各地で問題になっているようで、虫を目撃したわけではありませんが、当園でも十分ありうることです。



これは、地面からちょこんとこの世に姿を現したところです。新芽は今年は秋までに30センチくらいまで生育し、本格的には来年に立派な幹となり、来秋に穂木として切れるようになるでしょう。



春先に出荷したたらの芽の廃駒木を焼却しました。やまなしとか庭木などの剪定枝などと一緒に春の乾燥した晴れた日の夜に農道の上で燃やしました。適度な風もあって、ほとんど灯油を使わずとも燃えてくれました(いつもは結構苦労します)。大量に栽培している人はどう処分しているんでしょうか。燃やすしかないように思いますが。。

夜にやっているのは、ただ昼間は農作業をしたかったから、暗くなってから焼却を始めたというだけです。



剪定してスッキリしたやまなし(ハンベエナシ)が花を咲かせています。ちょっと暗い感じの白色の花で、前にも書いたと思いましたが、やまなしが唯一人々から注目されるのは、この開花期です。



こちらも美しい、ブルーベリーの花です。去年はさっぱり採れなかったブルーベリー。今年はどうでしょうか。実のなりを毎年均一にするという意味で、剪定は必要な工程なんですね(うまくできたかは自信がありませんが)。



りんどうの「芽かき」をメインにしながら、田んぼに米ぬかを撒いたり、雨でりんどうが濡れているときは草刈りをしたり、いろんなことを同時並行で進めています。

たらの芽栽培室の屋根に張っているコンパネが腐食し始めてきているので、上の波トタンとともに撤去し、ポリカ 波板のみで張り替えたいと計画しています。明るさも確保できます(雪が載っているときはもちろん無理ですが)。雪に耐えてもらうために、予算はかかりますがポリカ 板(透明)を2枚重ねにしてみます。単管を約30cmおきに設置しているので大丈夫ではないでしょうか。ある程度除雪は必要ですが、むしろ人が歩くことで破損しないかが心配です。夏場も布団を干したり、子どもたちが寝そべっていたりすることがあるので。。やってみるしかありませんね。


稲作がスタートしました

種まき2019
今年も種まきの季節になりました。どうも天候が不順で雪が毎日降ったりしましたが、いずれ蒔かなければならず、ずっと続いた寒気の反動もそのうち来るだろうと、今年は4月12日に播種をしました。1日では作業は終わらず、翌日に覆土を完了させて、プール枠内へ並べました。

ほんの気持ちほどですが、昨年よりも厚く蒔いています。ここのような寒冷地にあっては、やはり分げつは少ないですし、少しでも欠株を減らしつつ、全体の茎の本数は向上させて、坪の株数はこれまで通り少なくして風通しは良く、というイメージで考えています。


箱並べ終わり
いわてっことひとめぼれで全部で118枚だったでしょうか。面積は5反歩をちょっと切る感じです。1反歩当たり22枚の箱を使う勘定です。両品種の比率は3:2くらいです。

箱にはまずラブシートを掛け、その上に何年もシルバーシートを習慣的に掛けておりましたが、ここは雪もまだ残るし日中の日照が少ない地域のため、気温・地温が上がらず、出芽には時間がかかっておりました。時間がかかりすぎると、発芽不良も発生します。そこで近年は芽が出る前はシルバーよりも透明なシートの方が箱の温度が上がるため、写真のようにラブシートの上に透明シート(穴あき)をかぶせる方式を基本とし、よほど好天になった時には温度の上昇を抑制するために上にシルバーを掛けるというやり方にしています。夜温はまだ0度近くまで下がるため、夜は写真のこの上に布団の意味でシルバーを掛けます。シルバーは曇りや雨の日は朝外し、晴れの日はそのまま掛け続けるという作戦です。


ハンベエナシの剪定
イワテヤマナシ(ハンベエナシ)の剪定も行いました。左が剪定前、右が後です。定植してまる6年何もしていなかったので、ずいぶん枝が混み合ってました。先日のイワテヤマナシ研究会で、「主幹形」から「開心形」へという原則を学びましたので、それに基づいて不要な枝を付け根から切り落とし(間引き)、各枝の先端部を切り(切り返し)、そして幹のてっぺんを枝分かれする地点で切って、上へ伸びないようにしました。太い横向きの枝を最終的には3〜4本伸ばしていくのが目標になります。



ハンベエナシの剪定2
ついでにもう1本紹介します。専門家の目に止まれば笑われるかもしれませんね。。脚立から上ったり降りたり、いろんな方向から眺めて思案し、決心する。こうやって木と向き合っている時間というのは、とても楽しいです。この後にはブルーベリーの雪囲い紐を解いて、剪定にも着手し、終日剪定の日になりましたが、私は好きな作業です。地面の草取りと違ってしゃがむわけでもないですしね。鋏を腰にぶら下げる袋(革製のような)が欲しいと感じました。

ちなみにブルーベリーでは先端部に花芽が付いている枝については切り返しをすると花芽をなくしてしまうために、切り返しは花芽の付いていない枝や、地際などからビューっと伸びた新しい枝などに対して行うようです。太くなった幹も多く残してしまっていて、それらは地際で切断しました(もちろんそれらは花芽も付いたままバッサリですが)。ビューっと伸びた枝(シュートとかサッカーといわれるもの)はほとんどが地際で切り捨ててしまうようですが、太くなった老幹との更新にする意味では、少し残すと良いようです。

去年はやまなしもブルーベリーも不作の年でした。剪定には豊作の年と不作の年とが起こらないように均一化して採れるようにするための技であるそうで、毎年欠かさずに、しかも適切に行いたいものです。剪定だけは実際に自分で木と向き合って実践しないことには、理解できない技術ですね。


マルカンソフト
余談ですが、水稲の種まき用培土(「花巻酵素」製)を花巻に買いに行った際に、有名な「マルカン大食堂」に寄ってきました。一番人気はこの180円のソフトです。箸で食べるというものですね。


ナポリカツ
2番人気の「ナポリカツ」です。私はオムライスを頼み、分け合いながら食べてみましたが、どちらも昔懐かしい味わいでありました。平日のお昼時でリニューアル後時間も経っているということで、それほどの混雑ではありませんでした(娘がいるのは春休み中だからです)。

さて、今日は町の議会議員選挙の告示日です。候補予定者はいまのところ定数と一致しています。午後5時にどういう結果になっているか、波乱が起きるのか、当選祝いを今日やるのか、日曜日に持ち越して戦いが始まるのか、各陣営は緊張の朝を迎えています。果たしてどんな1日になるでしょうか?


種まき2019

雪解けも足踏み

3月末のりんどう畑

3月も明日で終わりですが、ここに来て毎日のように雪が降り続き、結局今月初めころの暖かい陽気の反動がしっかりと来ていまして、自然はバランスを取ろうとしているようです。

確かに雪の量は少ないのですが、でも畑にはまだ30cmくらい。これが完全に溶けてくれないと草取りなど作業の開始は無理ですね。結局平年並みでしょうか? 今年は雨が多いのではという予報も聞いたりしていますし、去年のような暑い晴れた夏というのは来ないかもしれません。まずは春の安定した気候を望みます。雨だとできない作業も多いですしね。



取水口開門
ここは当園の田畑を灌漑する全体の取水口なんですが、本日、りんどうの畑の雪を溶かそうと思い、まずはここを掘り当てて取水口をあらわにし、蓋を開けて水路に水を引き入れました。冬の間は不要なので閉じておりました。

太めのパイプを2本入れています。右側は普段は雪の上に置いた蓋をかぶせ、左側の開閉の扉付きの方で水を調整して取り込んでいます。大元は川から取水していますが、いまはその水門は閉じており、雪解けの水が水路を流れている状態です。その限られた水量を使うためここの取水口は全開でいきます。



りんどうへの取水1
今度は水が入って来た水路から、個別の田んぼ(りんどう畑)へと水を入れるためにの取水口の蓋を外します。そのために雪を掘りますが、ここは一発で取水口の場所を掘り当てました。


りんどう畑への取水2
2枚目のりんどう畑への取水口はうまく一発で探し当てられず、広い範囲に雪を掘ってやっと見つけました。

水を入れるのは畑の雪消しを助長させるためで、早生りんどう(お盆出荷用)に対して行います。お盆のりんどう開花は残雪の影響を受けます。秋の彼岸以降のりんどうの開花期は春の雪消えの早い遅いには関係ありません。早く消えた方が作業が早く始められるわけですが、まず早生さえ土が露出できれば、生育を開始させそこの仕事をしているうちに、余計なことはせずとも、晩生系も雪が消えて来ます。

もっとも、早く雪が消えて、お盆需要期より早くに咲いてしまうこともあり得ますが、去年のように、直前まで順調だったのに、7月の高温で開花が抑制されて遅れてしまう、とうケースもあり、開花時期だけは人の手で調節できるものではありません。


にんにく畑への土の散布
にんにく畑に土を撒きました。秋のうちに土嚢にここの畑の土を取っておいたものを昨日撒きました。にんにくは特に急いで行う作業というのはありませんが、早く雪が消えて生育を早く再開して欲しいから、消雪のため土を撒いた次第です。その方が大きいにんにくになってくれることでしょう。

向こうにはたらの木の切り株が見えます。芽が付いた部分は既に雪から出ており、さて、自然のタラノメはいつ頃からになるのでしょうか。


残雪のブルーベリー園
ブルーベリー園ももうちょっと。下まで雪が消えないと縛っている紐が完全に外れないので、まだ紐で縛ったままにしています。大雪が来るかもしれないし。右の上の方に見えるやまなしは株元が完全に露出しています。

農作業の方では、そろそろタラノメも後半戦です。いっとき収穫が谷間になり焦りましたが、第2陣が勢いよく出荷時期を迎えつつあります。HPでの受注も再開しました。春が早いのか遅いのか、どうなるかわかりませんが、いずれ山のものが出てくる頃には、田畑の作業のシーズンを迎えるわけで、栽培のタラノメは終了として、田畑の作業へ切り替えていきたいと思います。


種もみの水漬
今日3月30日に水稲の種籾の引き取りの予約をしていました。早速作業場に搬入し、水に漬け始めました。稲作のスタートです。2週間で種まきの計画です。花巻の花巻酵素さんへ水稲培土を買いに行かなくてはいけません。そしてハウスの下部のパイプを設置して、ビニールを掛ける作業も必要です。

事務作業の方は、HPのサイト再構築が完了し、細かい調整などをしています。ウィジェットで操作するサイドバーのテキストを黒以外の色文字にする手法を本日発見しました。また、とても重要なことですが、先日、独自SSLの手続きを行いました。この件は気にはなりつつ、きちんと調べておりませず、iPhoneからだったでしょうか、注文しようとしたら「安全ではないサイトですよ」みたいなメッセージ文が出たという話を聞いて、万全にしておかなくては、と今回のサイト再構築の機会に、SSLの取得を行いました。レンタルサーバーの中で「設定する」ボタンを押すだけでは足りませんで、実際すべてのサイト内のリンクの文字をhttpからhttpsに変更するという作業になりました。一部一括変換のプラグインの助けも得ましたが、それで直してくれない箇所もあり、残りは手作業での変更となりました。最後にSafariの開発モードのWebインスペクタを使って不審な箇所を探し出し、直しきれていなかったhttpを見つけ、またアクセスカウンターもSSLに対応したものに張り替えたりして、ようやく上部のバーに鍵のマークを表示させることができました。ブログパーツが引っかかってhttpsにできない、という傾向があることも理解しました。

.htaccessという今回覚えた重要なファイルに、従来のhttpのアクセスでも現在のhttpsにリダイレクトしてくれるという設定もして、一応サイトは完成です。このhtaccessでのリダイレクトは、旧サイトのindex.htmlからindex.phpへの変更も書き込んでいるので、いままでのURLでアクセスしていただいた場合も大丈夫なようになっています。既に旧サイトはサーバーからは削除しています。ただ、リダイレクトというのは一瞬考え込んでから表示されるという時差が気にならないではないですが。。

いずれ安全性ということには敏感でいたいと思います。WordPressは情報漏洩に弱いといった記述もWEB上に散見されますし、2月までの旧サイトと同様にショッピングカートはWordPressの外の別のCGIプログラムで管理することにしました。このカートの部分もSSLに対応しています。スマホ画面ではちょっと見えづらい気もしますが、すみませんが拡大等で見やすくしていただけたら幸いです。スマホ対応のショッピングカートCGIのプログラムがあったら利用したいですね。

3月末のりんどう畑

春の準備はハウスの除雪から

ハウスの除雪

3月15日にハウスの除雪を行いました。雪が記録的に少ない冬、ではありましたが、そうは言ってもほったらかしにしておけば諸々の作業が遅れてきますので、ある程度減った時点でざっと除雪機をかけました。右側の方が深くて80cmくらい、左の方は30cmという感じです。ここは起伏差がありますが、野外の一様なところで50cmというところでしょうか。

りんどうの作業ということで考えると、早く雪が消えるのはとてつもないチャンスです。花が咲き出荷になる時期はだいたい決まっているとして(若干もちろん前後しますが)、スタート時期が早いか遅いかは、それだけ栽培管理労力がりんどうにかけられるかかけられないか、という差になります。早く雪が消えれば、それだけ早くから草取りとか、芽かきとか、支柱を立てたり直したり、新植予定地圃場に堆肥を散布するとか、たっぷり時間をかけて作業ができることになるので、それだけ良い品質のものができる、ということになります。

いつも全力で働いているわけで、たとえば10日間分を後で取り戻すということは、無理な話です。早く始めた人の勝ち、です。盛岡とかの雪のない地域では、3月の半ば(いまです)からもう草取りだってやれるし、いつもその時差を羨ましく感じていたものですが、今年に関しては、ちょっとだけ彼らの余裕に近づけるか、といったところです。もちろん、これからずっと寒波が続くことだってあり得ますし、先のことはわかりませんが。。

いずれ例年なら4月1日で1mですので、いかに少ないか、です。田んぼについてはこうしていつも育苗ハウスの除雪をしますし、それでだいたい4月10日頃から種まきをして、5月下旬に田植えになります。田んぼについては、種まきが時期にちゃんとできさえすれば、積雪が多い少ないは当園ではあまり関係はないです。



除雪後1週間

1週間後の今日3月22日です。暖かい日も続いたし、かなり消えました。もう少しでビニール張りもできますね。ただ、だからといって種まきを1週間も早めるのは不自然だし、稲作については平年並みに作業を進め、雪が早く消えてくれたとすれば、その貴重な時間はりんどうの作業にしっかり費やすことにしたいと思います。次に晴れが来たら、にんにく畑に土を撒いて消雪を進める努力をします。秋のうちに土嚢に土を貯めて用意していたのです。

春が早く来るということは、天然のタラノメも早く出回って来るということでしょう。促成のタラノメは、早めに需要を終えてしまうことも考えられます。小出しに長引かせようとせずに、早めにしっかりと出荷して、終わりを早めるくらいにした方が良さそうに思います。



カワウソ

雪があるいまのうちに家族サービスも、ということで、スケートに行ったり、動物園に行ったりしています。盛岡になるので、出荷先にタラノメを届けがてらです。宅配料の節約にもなりますしね。盛岡の動物園ではカワウソが人気を集めていました。昼はほっか弁にしてみましたが、日なたの芝生で快適に食べられました。弁当を広げているのはわれわれだけでしたが。


ポニー

ポニーの乗馬が無料でできるのも、この動物園の売りの一つと思います。2分くらいで終わってしまいますが、なかなか乗馬の経験はないかと思います。ちなみに娘は横浜の「ズーラシア」でラクダに乗りましたが、確か500円くらい取られたと思います。

さて現在、タラノメが最初の上中2段の水槽がピークを終えて、少し谷間になっています。一番下の段の室内の気温がなかなか上がらず、栽培に苦戦しています。ここだけ手つかずで、やっと明日あたり最初の収穫ができようかというところです。

収穫適期を迎えたものは適宜水槽から出して、芽が進まないように駒木のまま寒い作業場内に取り置きしておき、出荷注文に応じて出荷日の集荷時間直前の時間帯に(だいたい午後1の作業で間に合います)、駒木からハサミで切断し、梱包します。できるだけ谷間を作らずに、均一に出荷がダラダラ続くようにしたいのですが、どうしても山と谷ができてしまうんですね。水槽の段ごとの差というのもあり、山の時は取り置きが山のように増え、そういう時は注文が少なくて、その後の反動で少ない時に注文がくる、というのが何ともプレッシャーです。

あと1か月ですが、ハラハラドキドキの日々が続きます。それに比べ、米やにんにくは生鮮品でないので、急がなくていいのは助かります。栽培作業自体はタラノメと違い天候に左右されるハラハラはありますが。。いずれ夏場はもうギリギリいっぱいの作業が立て込んだ日々ですが、冬の後半はタラノメだけになるため(前半は、寒天の仕事をしてましたが)、少し余裕です。市場へは一切出していませんので、少しずつでも出荷先が1件2件と増えていけば、規模拡大の視野が開けます。最終的に大きな経営になったとしたら、その時は寒天工場への出張もなくなるかもしれません。ただ問題は促成施設の場所で、ハウスの中でやるとなれば、ここは豪雪地。。200万の除雪機が必要になって来るでしょう(そういう話です)。作業場の中で完全に蛍光灯だけで栽培、というのも選択肢の一つで、こちらは現実的です。

昨日は、いろんな物が山のように溢れていたこの事務の部屋を徹底的に片づけて、書類なども整理しました。何という郵便物の量。書類とかの郵便、配布物はこの世からなくなってくれないだろうか?? 全部メールかなんかのデータにしてほしいと心から願います。メールだとこちらからの返信もFAXなんかよりすぐできるし、紛れてなくならないし、すぐチェックできるし、ゴミにもなりませんから。

夜は早く切り上げて映画などもじっくり見られるのも、いまのうちの楽しみです。amazonの無料映画もよく見ますし、隣の家にあるDVDギャラリーから借りたものも、観るのはこの時期のうちですね。

統一地方選挙も近づいています。ここでは町の議会の選挙です。選挙にならなければいいなと切に願います。これまでそんなことは一度もありませんでした。しかし、確実に過疎化は進んでいますし、ついに、候補者が定数を超えない日が来るかも。。岩手県内は、多くが震災の影響で統一選挙は時期が夏にずれます。西和賀町は3.11のあとすぐの予定通りに選挙を行ったことで、あれからもう8年目です。

ゆっくりしていられるのはいまのうちだけで、WordPressによるホームページの移転作業もいまのうちに完了でき、本当に良かったと思います。念願のスマホ対応の実現です。「レスポンシブル」という言葉も覚えましたね。ただちょっとここをこう直したい、ということがHTMLでは簡単にできても、WordPressのようなPHPというんでしょうか、CSSとかで書式管理しているタイプは、修正元の箇所を探し出すのが大変困難です。ショッピングカートのCGIもそうですが、プログラミングの知識がない者が手を出すのは、大変な一歩を踏み出すことです。出来合いのデザインで我慢できればいいんでしょうが、ついこだわって変えたくなってしまうんですよね。

いまも完全じゃない箇所がありますが、現状では何ともできずそのままになっています。でもサイト全体ががっしりと構成され、見やすくもなったと思います。昨日は、昔書いた「山里通信」の井戸掘りと茅の葺き替えの2項目の写真を当時のプリント写真からスキャナーし直してより大きく綺麗な画像に差し替えました。本命であるべきショッピングの部分など量的にはほんの一部です。大量のデータとなったブログはさすがに前の場所に残してきましたが、まずは読み物として楽しんでいただけるサイトになっているかと思いますので、これからも宜しくお願いいたします(釣りのページは項目だけ作って、まだ未完成で、これからの楽しみに取っておきます)。

ハウスの除雪

たらの芽作業の開始です

雪の小道

雪のない茅野から雪国沢内へ戻って来ました。毎日降り続いています。1.5mは超えましたね。隣の集落へ向かう山道も雪国らしい景観になっています。これから月末にかけてが山場ですので、いろいろ雪で壊されないように注意が必要です。

長野から戻った翌日は疲労困憊で何もできませんでしたが、2日後からは少しずつ準備にかかっています。三相延長コードが足りず調達したり、またプラグ部分をもう一度配線確認したり、作業するスペースを確保すべく整理したり、必要な道具類を雪山を越えて奥の作業場から運び入れたり、出が悪くなっていたお湯のシャワーの改善に給湯器のフィルターを外して掃除したり。。茅野で圧のある水道のシャワーに慣れた後だったので、家のシャワーが物足りず、調べてみたら、うちは井戸水だしもっと頻繁にここを掃除するべきでした(もともと井戸水は水道水より圧が弱いようです。ポンプも小さいし)。さまざまな雑事をしながら、何はともあれ駒木を切断して施設内へ伏せ込んでいくという作業を進めていかなくてはいけません。


たらの穂木

穂木はこのような感じで秋のうちに収納しておきました。こちらは住宅内に作られた作業スペースで、籾摺りや計量、精米などもここで行います。ここがたらの芽作業のメイン会場になります。


切断機

この電動鋸で、芽の部分を上にして切断し、上の方は短い間隔ですが芽の間隔に沿って切って行きます。下の方へ進み間隔が空いているところは7cmくらい残してカットして残りは捨てます。この作業は舞い上がる木の粉を浴びながらになりますので、防塵マスクと帽子や上着のフードは必須です。切断が終わると、カゴに入れて、水に浸けます。


タラノメ箱

一晩浸けたものをトレイに並べて行きます。トレイは稲の苗箱ですが、倒れにくくするために「プラダン」を切って十字に組み合わせた仕切り壁を作っています(別にどのようにやっても構わないでしょうが)。細い駒木もどうしても混ざってしまいますが、基本は太いもののみにします。そのためには春の畑での芽かきをしっかり行って、株の本数を立てすぎないことですね。

ヒコバエでどんどん増えていく過程で細いものも畑にはありますが、そういうのは放っておきます。細くて残したものは春にてっぺんに芽が出ますので、それを採って食し、その後草刈機で刈り払いします。やがて成長してくれるでしょう。


水に漬ける

水に漬けることで、催芽が進むとともに、樹液がトロンと溢れて来ます。この樹液が大敵で、施設内でのカビの温床となるので、並べ終わった後に水圧をかけたシャワーで丁寧に洗い流してから施設に入れます。なお、水に漬ける際は浮かんで水から出る部分がないように、重しで沈め込んでいます。

施設に入れた後も樹液は出てくるので、写真のように強目の圧の形に絞ったシャワーでいつも洗い流し、同時に保湿してやるということが大事と思います(芽が育って出荷が近づいてからは芽を濡らしたくないので、水は上からはかけませんが)。水の交換も大切で、当地のような雪国では、湛水しての保湿重視よりも、水を2日くらいでこまめに落としながら、すぐ水を入れるのでなく少し水のない期間も作るというやり方が良いと思います。また、今年は小さめの噴霧器で食酢を薄めて随時散布してみたいと考えています。

いずれいまは最初の一斉の生育になるのですが、1度収穫が済んでからは、収穫して取り除いたスペースに新しい駒木を差し込んでいくため、いろんなステージの木が並ぶことになるため、上からジャブジャブ潅水もできなくなります。出荷が始まる3月以降には、新しく伏せ込む駒木の樹液をかなり慎重に除去する必要があり、面倒ですが、重要な工程になります。


タラノメ水槽棚

切断する場所に接した施設のスペースです。狭い場所を有効活用しようと、去年から3段ベッドになりました。畳6枚のスペースになります。水を貯めるために木枠の内側にビニールを敷いていますが、下からパイプの骨組み・コンパネ・ブルーの断熱材・ビニール・プラダン(プラスチックダンボールの略なんでしょう)の順に設置しています。それぞれのベッドに園芸ケーブルが架設してあります。上中の2段を上のコントローラーで温度管理し、中ほどに見えるタコ足装置で2段分のケーブルをまとめて上のコントローラーに送っています。下段は地面に近く寒いため一番電力を要します。ここは下の方のコントローラーで管理し、上2段よりは高めの設定で温度管理します。

見えていませんが、中段と下段には2個ずつ蛍光灯を設置していて、大した灯ではないですが、タイマーで設定し時々灯してやります。ここは雪国なので外の通常のハウスは潰される危険が高く、単管と茶色のポリカ壁材で住宅の作業スペースのシャッターに接して造設した場所で栽培しているのです。さすがにハウスより暗く(ハウスも遮光はするのですが、それよりもどうしても暗い)、たらの芽の色付きが心配だったので、蛍光灯設置しました。

もっとも、山形で視察したやはり豪雪地の農家では、完全に室内の暗い部屋で蛍光灯だけの明かりでたらの芽栽培していました。かえって日光が入らない方が良い色が出ると言っていたのですが、私としてはそこまで人工環境にするよりも、折衷案ということで。。本当は日光だけでやるに越したことはないと思っていますが、ただ日光はたらの芽を赤く染めることにもなるので(自然のたらの芽は緑ではないです)、結果、綺麗な緑色になってくれていることは、商品としても結構なことなんだろうと思います。そのために通常のビニールハウスでは、穏やかな遮光をします。


雪あかり1

さて、帰宅した翌日の夜は西和賀雪あかりの日でした。私は家でぐったり。出かけた娘が撮影した写真です。


雪あかり2

これは沢内病院の駐車場のもの。前の雪あかりの記事の時にも述べましたが、盛岡など都市部の雪あかりと違う点は、除雪車で巨大な雪山を作って、そこに明かりを付けていく点で、スケール感が全然違うのです。この写真も30mは下らないと思いますね。

毎日雪が降り続いています。茅野ではゼロだったのに。。ちょうど帰った翌日から3連休だったので、2日目にアマゾンで「メリー・ポピンズ」を観て、3日目に盛岡で下の小3の娘と「リターンズ」を観て来ました。女の子には見せたい、という考えは偏見になるかもしれませんが、本人も大変気に入ったようだし、私も面白かった。ジュリー・アンドリュース版を前日に観て正解だったでしょう。もし観ていなくては、大砲のある家のことも、その他諸々面白さがわからないだらけだったことでしょう。

昨年中の長野行きした後の現金や口座の記帳も済ませ、りんどうの資材関係の注文書も先ほど完成しました。これから中山間の事務や決算、書類整理、いろんな雑事をこなしながらになりますが(年賀状も戻ってから見ました)、たらの芽作業に精を出したいと思っております。同時に、特に小3の娘については、いまのうちです。お出かけをしてやりたいと思います。久々の再会ですしね。映画だけでなく、パイプオルガンのコンサートや、いろんな博物館関係にも連れて行く計画です。中学になれば部活や受験でお出かけもできませんから。。

雪の小道

おひさま米

 

現在はお米を出荷しています

 

1996年に東京から移住して農業を始め、20年余りが経ちました。農村は刺激的でアクティブな日々。。お米やにんにく等をインターネット販売しており、生産の情報や背景の暮らしの様子をブログ記事でお届けしています。

 

 

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2019年の農園について

 

● 昨年度に続き、本年も冬の前半は長野県茅野市での寒天作りに従事してきました。農業に携わる点では昨年11月下旬で作業は終了し、開始の方は遅ればせながらこの2月の前半よりのスタートとなっています。とはいえ、今年は出張中に中3になる娘がお米等の出荷作業に当たってくれたため、ほぼ受注と出荷については通常通り維持することができました。●大学時代に慣れ親しみ、社会人になってからも登山に赴いた北アルプスや八ヶ岳は懐かしく、30数年前の、言って見れば自立した自我の原点みたいな地に立って、何かしらリフレッシュさせられるものを感じつつ、自分のその後の歩み点検するという期間にもなったようです。農家としての一日は起きている間中、際限なくバタバタと進んでいくものですが、与えられた仕事を成すために来ているという状況ですので、作業の終わりとともに、自由な時間が訪れます。その点は リラックスできたのではないかと思います。この長野での滞在については、滞在中からブログ記事で紹介しておりますので、よろしければご参照ください。(2019.2.14)

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