奥羽の山里農村いちば
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岩手県西部・奥羽山脈の山深い里にある農産品のショップです。広大な ブナ原生林の山麓で育まれた、山村文化の息づく土地の授かりものを多くの人に感じ受け取っていただきたいと願い、当園で生産した農薬を使わない農 産物や、磨かれ た匠の技による加工品民芸品を販売しています。

園主(スタッフ)の渡辺です。新規移住したこの奥羽の山村で田舎暮ら し を楽しみつつ、農業生産に全力で取り組んでいます。小学生〜保育園児3人の子育ても、農業のうち、かも?












2017年産にんにくについて、放射線測定を行いました。

ヨウ素-131:検出限界未満
(検出限界濃度:6.6Bq/kg)
セシウム-137:検出限界未満
(検出限界濃度:9.6Bq/kg)
セシウム-134:検出限界未満
(検出限界濃度:8.8Bq/kg)
2017.10.22. さわうち共立診療所にて測定)

さっぱり風味のにんにくです

ホワイト六片・八木・八 幡平の3品種を育てています

黒にんにく・スライスにんにく出荷中です ニュー

ご 注文から出荷まで多少のお時間をいただいています。現在は概ね3日以内に出荷できるよう準備いたします。八木は完売しました(黒にんにくとして仕込みました)。


深い雪の布団に土もにんにくも守られながら、この奥羽の純粋な自然がじっくりと育ててくれます。

に んにくといえばアスパラと並び多肥栽培の代表的作目で、一般に大量の化学肥料が投入されて大玉を目指す農法が主流になりますが、当園ではあくまで有機質 肥料の みで育てたにんにくにこだわりたく、そうしたお客さまのご希望に応えたいと思っています。化学肥料を使わないことと、自然な乾燥によって、キツさのないマ イル ドな味わいのにんにくになるようです。今後とも生き生きした旨味を出せるよう研鑽し努力してまいりたいと思います。

キロ単位での販売がメインになりますが、個数でのご注文にも対応いたしますので、1キロ以下のご入用の際はその旨をお伝えください。お 米等に加えて少量でもお送りさせていただきます。

毎年7月末までに配送ご希望の場合は、生(半生)にんにくでの出荷となります。なおお盆過ぎ8月20日頃からに通常の乾燥にんにくの出 荷を 始めます が、例年 9月10〜30日頃の期間は秋の繁忙期につき、出荷をお待たせさせていただいており、宜しくお願いいたします。

青果品としての鮮度の期限はおよそ3月までになりますので、春以降、次の収穫期までは乾燥ガーリックスライスをご利用いただければ幸 いです。

本年は6月上旬の著しい天候不順の影響で生育が遅れ気味のところ、7月に突然の高温晴天を迎えたため、総じて小さめのまま裂球が多く発 生し、やや不満足な収穫結果となっております。Mサイズ品 (ホワイト六片)は申し訳ありませんが少量の個数でのお願いとさせていただき、主力はSサイズの出荷で宜しくお願いいたします。

にんにく用のチルド保存冷蔵庫を導入いたしまし た。-1度前後の適切な気温で貯蔵できる体勢になっております。3月までこの良い状態で貯蔵し、ご注文に応じ出荷しております。 冷蔵庫

にんに くの種子利用について: 現在は自家種用を除いて 全量を食用出荷向け-1度の氷温冷蔵貯蔵としております。植え付け用は常温あるいは軽い冷蔵の貯蔵が適するとされており、食用利用で お願いいたします。また当園では慣行栽培で行われ るような薬剤使用等病害に対する処理は行っておりません。もしにんにくを種子にご利用される場合には、植え付け時にりん片をよくご確認いただきながら、良 質品 の栽培を宜しくお願いいたします。

栽培のページもご覧ください

「福地ホワイト六片」が 主力品種になりますが、お隣秋田県の横手市近郊、『釣りキチ三平』のふるさと増田町で栽培さ れ続けてきた在来品 種「八木にんにく」の種子を取得し、栽培しております。風土としてこち らととても近い場所ですし、希少品種ですので大事に育てていきたいです。福地ホワイトよりもほんのりとした甘さが感じられる品種です。下記のフォームより お 願いいたします。また岩手唯一の在来種「八幡平系」も力を入れて増量生産していま す。併せて宜しくお願いいたします。

<お願い>
・ 初回ご注文の商品はご入金をいただいた後の発送とさせていただいております。どうかご諒承のほど宜しくお願いいたします。

・入力した連絡先情報をクッキーに保存しますので、何度も入力する必要はありません。クッキーをオフに している方は利用できません。必ずクッキーをオンにしてください。


→にんにくを乾燥中の様子です。ハウスには遮光シルバーを掛けて温度が上がり過ぎないようにしています。 中に金属のハセを設置して、ネットに入れたにんにくを2つ折りに掛けています。刈り取った小麦も同時乾燥中です。黒ケースは種用です。

福地ホワイト六片


皮剥き後のにんにく

人気の青森県産の種子球「福地ホワイト六片」を最も多く作付けしています。農薬を 使用せず有機質肥料のみを投 入しており ます。雪消えが遅く春の生育が遅れることと化学肥料を使っていないことで、店頭で見るようなサイズにはなかなかなりま せんが、くせのないさっぱりした風味を楽しんでいただけます。Mサイズは完売しております。

形の悪いものや不良りん片を取り除いたカケラ(りん 片状態)のMおよびSサイズのセットご用意をいたしました。バラバラにした状態ですが、茎等の重みも除外されており、りん片のサイズも揃えています。Mサ イズ結球品でも実際は小さいりん片も含まれていますから、実質的で使いよい規格品になります。よろしければご利用ください(2kgまででお願いします)。




[G1]福地ホワイト六片カケラ〜Mサイズ1kg


価格:
2,500円
(税込・送料別)

【数量(kg)】 :  

 りん片のみを集めました


[G2]福地ホワイト六片カケラ〜Sサイズ1kg


価格:2,000円(税 込・送料別)

【数量(個)】 :  

 りん片のみを集めました



[G3]福地ホワイト六片結球〜Sサイズ1kg

価格: 2,200円(税込・送料別)

【数量(kg)】 :  

 通常の結球品です


[G4]福地ホワイト六片結球〜Sサイズ1個

価格: 50円(税 込・送料別)

【数量(個)】 :  

 通常の結球品です


■結 球品Mサイズは1kgで約30個、Sサイズはおよそ45個で1kgになる大きさとなります。多少の個体差はご了承ください。


にんにく乾燥中



 

八木にんにく

横手市増田町八木集落で伝承されて来た

在来品種

八木は残り在庫を黒にんにくに使用し、青果品販売 は終了としました。黒にんにくとしてどうぞご利用をお待ちしています。

八木軒下乾燥中

▲ふるさと八木地域での伝統的な軒下乾燥の 様子




[G7]八木にんにく(Sサイズ1kg)

価格: 2,500円(税込・送料別)

【数量(kg)】 :  

  完売しました

■Sサイズはおよそ50個で 1kgにな る大きさとなります。多少の個体差はご了承ください。

にんにくの色合い

上がホワイト六片、下が在来種「八 木」です。在来品種の方が薄皮 の赤みが強いです。鱗片を包む皮の色はもっと顕著で、ホワイトは黄色、八木は茶色になります。希少品種ですので、一度お試しいただき一般的なホワイト六片 との違いをお確かめになってみてください。
赤みを帯びた八木

表皮の赤みが特に強いものを集めてみました。




[G8]八木にんにく(Sサイズバラ1個)

価格: 60円(税 込・送料別)

【数量(個)】 :  

 完売しました



[G13]八木にんにく(カケラセット1kg)

価格: 2,000円(税 込・送料別)

【数量(kg)】 :  

 完売しました




緑肥

▲ 田から転換してにんにく畑にした時です。土作りとして、春描きした緑肥エン麦が十 分育った7月後半に、堆肥とともにすき込 みしました。

八木生育中

生育中の八木。ここ県境の町岩手県西和賀町 のお隣の秋田県でこの品種を大切に育て続けている農家の方から分けていただき、栽培していま す。

種球の取得が難しい希少品種で、当園の自家種で再生産しております。大きめのサイズは種用に確保しなくてはならず、現在は種球確保を優 先しつつ、次年度の全 体の出荷サイズ底上げのため、努力を続けています。Sサイズ品のみの出荷になりますが、宜しくお願いいたします。



メジャーな青森品種だけでなく、むしろ風土の近い身近な地域で細々と作り続けられている品種に力を入れたいと 考えて栽培しています。青森のホワイトより出芽 揃いは悪く、分球が不完全なものもあり、「八幡平」とともに栽培は難しいと感じています。秋田ではこの「八木」を初夏のまだ鱗片が十分でない 時期に掘り取って、ノビル(ヒロッコ)のように生で食べる習慣があります。




八木にんにくは常温で の長期貯蔵中に鱗片の皮(または進行して実質部にも)に、カビによる黄色の変質が生じる場合がございます。独特の甘み成分に関係があって、この品種の持ち 味と不可分の特性ではないかとも言われております。到着後には常温で保管されず、必ず冷蔵庫に保存をお願いします。ホワイト六片よりも晩秋の出芽発根は遅 いので(休眠が深い)、その点は遅くまでお召し上がりいただけます。


 

八幡平にんにく

岩手県八幡平地域で栽培されて来た

在来品種

八幡平地域(旧松尾村等)で昭和50年代に出荷されていた品種で、現在はほとんど流通の見られない希少にんにくになります。試験的にS サイズ品のみですが出荷いたします。



[G9]八幡平にんにく(Sサイズ1kg)

価格: 2,500円(税込・送料別)

【数量(kg)】 :  

 


[G10]八幡平にんにく(Sサイズバラ1個)

価格: 60円(税 込・送料別)

【数量(個)】 :  

 


■Sサイズはおよそ45個で 1kgにな る大きさとなります。多少の個体差はご了承ください。
八幡平にんにく

▲少し丸みがある八幡平の外観 


収穫期の八幡平
▲収穫直前の八幡平 

岩手県内のにんにく在来種として、八幡平系が知られており、おそらくこの1 種のみになると思われます。当園では2009年秋 に、この品種を守り育てていた盛岡農業高校より譲られてこの種球を植え付け、以後少しずつ拡大を進めてきました。ただ欠株が多く大きくなりにくい傾向が続 いて、なかなか拡大につながってこず、挑戦を続けています。今年は少量 ですが試験的に出荷 を行いますので、よろしければご賞味ください。




にんにくの品種では何といってもメジャーな青森産種苗(福地ホワイト六 片)が種子購入も容易で品質も良く、栽培しやすいのですが、岩手固有の在来作物に着目し力を入れたいと思っています。なかなか一朝一夕にはいきませんが、 全国に広く流通 する青森のホワイト六片よりも、「岩手産品種」と、そしてここ西和賀地方からもほど近い秋田県産八木にんにくをしっかりお届けできるよう準備をしてい るところです。

 この『八幡平系』については岩手日 報紙上でも何度か取り上げられており、「無農薬栽培に適した」との評価もなされています。実際のところ出芽率が低く結球も大きくなれず、拡張栽培 には 「八木」以上に苦戦していますが、当園でも種球を選抜していく中でしっかりしたものを増やしていき、名実ともに岩手産のにんにく の生産に力を注ぎたいと思います。 地域の食育・食文化とも密接なつながりを持つ昔ながらの「在来品種」が見直される傾向に あり ます。栽培技術を確立し、 安定供給が可能になった際には、どうかご宜しくお 願いいたします。

上記「八木」と同じく常温でのカビ害に弱い傾向があり、冷蔵庫での貯蔵をお願いします。また同様に休眠が深いため、ホワイト六片よりも発根発芽は遅いで す。


▼八木と八幡平を並べて見ると、色合いが違うことがよくわかります。また、八木はあまりトウ立ちしないという点も異なっています。
八幡平トウ
八幡平の最大の特徴は、100%立派なトウ立ちがみられることです。そして、実に美味です。スーパー等でトウすなわち「にんにくの芽」にあまりお目にかか れない理由は、流通する最主力品種であるホワイト六片があまりきちんとしたトウ立ちをしないという性質によると思われます。油炒めは絶品です。
八木と八幡平

 

にんにく加工製品

黒にんにく、乾燥スライスにんにくを出荷しています。有機質肥料・自然乾燥栽培の風味がそのまま反映された味になっていま す。長期のお手軽なご利用と 健康の増進にお役立ていただけるよう加工生産を続けています。

[G11] 黒にんにく(3個入 約55g)

自家産にんにく の自家製黒にんにくです。青果の風味が生きた味わいに仕上がっています。サイズはSサイズ品になります。健康の増進にお役立てください。ご自宅で発酵作業 ができる方は、ぜひ青果品よりお作りになってください。

黒にんにく
調味液等は使用せず、シンプルに発酵させた黒にんにくです。
価格: 350円(税込・送料別)
製造・出荷中です

【数量(パック)】 :  

 

黒にんにく外観

黒 にんにくはバラ販売もしています。さまざまな品種とサイズで作りますので、ご予算額 を示していただければ、サイズを取り混ぜながら見合った分量を出荷させていただきます(結球は1個当たり70〜120円)。日々、常食していただける価格帯の黒にんにくを作りたいと心がけて お ります。結球のものより安価なりん片の状態での黒にんにくも作っています ので、よろしければご用命ください。バラ品はレジ袋等へのざっくりした梱包になります。貯蔵瓶などに入れて保管ください。ご希望の多い価格帯を下記にセット化しましたのでご参照ください。

 メー ルフォームから自由な分量・ご予算額でご注文ください


[G14] 黒にんにく・バラ3,000円セット

価格: 3,000円(税込・送料込)
製造・出荷中です

【数量(セット)】 :  

 

結球品が良いあるいはりん片も可、などご希望があれば添えてください。

[G15] 黒にんにく・バラ10,000円セット

価格: 10,000円(税込・送料込)
製造・出荷中です

【数量(セット)】 :  

 

結球品が良いあるいはりん片も可、などご希望があれば添えてください。


[G12] ガーリック・スライス(30g入)


ガーリックスライス

に んにくをスライスし乾燥した製品です。水で少し戻した後、あるいはそのまま炒め物等でフライパンに直接入れ てご使用ください。お手軽で、青果にんにくが出荷期減を迎えた時 期にも利用できます。長期間品質は変わりません。

価格: 350円(税 込・送料別)

 出荷中です

【数量(パック)】 :

 

スライスにんにくについても、簡易パッケージでの300g、500g等のご注文に応じますので、こちらもお気軽にご用命ください。


にんにくは氷温状態で貯蔵して も、翌年の早春までが貯蔵限界で、その後次の収穫までの期間は通常は青果として出荷するのは困難です。そうした時期の需要に 応えるためにご用意させていただきました。乾燥スライス・黒にんにくともに長期保存が可能です。

黒にんにく製造

▲︎黒にんにく製造中。保温釜の底部分に 木炭を並べて空間を 作り、全体をキッチンペーパーでくるみました。加温10〜12日で発酵を終了とし、乾燥ネットで水分を取り落ち着かせた後、保存瓶で冷暗所貯蔵します(加 温終了後も熟成は続いています)。


▼女優で料理の本も出版しておられる服部真湖さんは当園の黒にんにくを召し上がっていただいています。黒にんにくを使ったお料理を数点ご紹介くださったの で、掲載いたします。餡の具材とかソースなど料理に幅広くお使いいただけます。
ハムサンド

イングリッシュマフィンのポテトサラダハムサンド(ブランチにもぴったり)

柿

季節の熟したフルーツ(今回は柿)にクリームチーズとはちみつディプを添えて(ワインやデザートに)

水餃子

当園の玄米入り香草とえのきの水餃子エスニック風(お好みでゴマダレ、ポン酢、食べるラー油、などなど。揚げてあんかけにしても)

ポテトサラダ

黒にんにく入りのポテトサラダ(マヨネーズ少なめでサラダにのせてお好みのドレッシングと一緒に)


トースト

ラムレーズンみたいと好評なクリームチーズとはちみつディプ(熱いトーストにのせて)


ご料理人の方からもご注文をいただいており、たれやソースとして和食にも洋食にもご利用いただいています。

服部真湖さんの黒にんにくメニューはこちらの情報館記事よりご覧いただけます。


トウ摘み 収穫体験
▲収穫前のトウ摘み作業            ▲子どもと保護者で収穫体験

【にんにくの保存 法】

8月中までは荷物が届きましたら、ネットに 入れて常温暗所で保存していただきながら、随時 取り出して食べていただけます。直射日光を避けて、なるべく風通しの良い状態にしてください。9月頃になりましたら、今度は秋に芽が出てくるのを防ぐため冷蔵庫に入れて保存していただ くのがベストです。過乾燥にならないよう、新聞紙にくるんでいただくと良いです。場所さえあれば、0度冷蔵(チルド冷蔵室)が鮮度保持に最も良いとされて います。1カケラずつに割って薄皮も剥き、タッパーに入れて冷凍していただくと変わらぬ風味を味 わっていただけます。またこの剥いたカケラのものを醤油に漬け、冷蔵庫に保存していただく手もあります。長期保存可能です


生 にんにくのお届けについて: 収 穫直後から2,3週間以内で生状態のにんにくをお 届けすることができます(通常7月末までで生としては終了します)。ご自宅のベラン ダ等の風通しが良く直射日光が避けられる場所に、付属のネットの入れて乾燥していた だき なが ら、随時必要分を取り出して食べていただけます。掘りたてのジューシーなにんにくを味わっていただけます。1か月程度吊るしていただいた後に残ったにんに くは、下記のように保存をお願いいたします。お買い物の欄で「生(ご自宅乾燥)」を選択し てください。 なかなか流通事情で出回らない、一番新鮮な旬の時期のものを、限られた時期ですが多く召し上がってい ただきたいと思いま す。

⇒透明感あるみずみずしい掘りたて生にんにく。まるごとアルミホイル焼きも goodです!

にんにく調整
植え付け風景(9月下旬) カケラに剥いた種子 翌春の生育再開時(4月下旬) 収穫1か月前(6月上旬) 皮剥きと根切りの 出荷作業(専門の鋏を使います

【有機質を使用しています】

にんにくは個人的に好きな作目でもあり、10年以上栽培を続けています。無理に大玉を狙わず、あくまで有機質肥料のみの少肥設計での栽 培にこだわっています。もちろん大きいのが収穫できれば嬉しいのですが、なかなかそうはいきません。

よ く「にんにくを作ると土を壊してしまう」という言い方がされます。多肥料設計と密植栽培が原因だと思います。それを避け、土に負荷の かからない栽培法で、永続的農業のスタイルを目指していきたいと考えます。

当園では、連作にならないよう毎年小麦と輪作としています。小麦の刈り取り直後(7月下旬)に堆肥と米ぬかを撒いて耕うんし、40日後 に石灰と豚 糞 を入れて最終の耕うんをし、9月20日頃より、まず休眠が浅く出芽の早いホワイト六片から植え付けとしています。八木と八幡平は10月に入ってから植え付 けます。最初の耕うんでは丁寧に雑草をすき込むようにし、草の力も地力増進に役立ってもらいま す。

多めの肥料分を要求するにんにく栽培では「自然栽培」は難しいと感じています。米ぬかや草の利用を効果的に取り入れつつ、豚糞や牛糞堆 肥を補給しています。

【使用資材・肥料】
牛糞堆肥/米ぬか/石灰(カキ殼)/豚糞/

不思議なことに有機質だけで栽培したにんにくは、強烈な「にんにく臭さ」が少ないです。もちろん無臭ではなく、翌日ににおいが残らない とまではいきませんが、さっぱりした風味です。これは自然乾燥にもよるところが大きいと思います。


盛岡農業高校の「八幡平にんにく」取り組み

昭和50年代に一時出荷が栄えたものの、55年冷害を機に八幡平地域ではこの在来にんに く栽培が減少し、寒さに強いほうれん草栽培に切り替えたり、にんにくでもホワイト六片を作付けし、幻の存在となった「八幡平系」ですが、この品種をもう一 度盛 り上げようと取り組んだのが盛岡農業高校です(2000年代の後半)。植え付け後の欠株を減らすための土壌学的研究や、イベント等でのにんにく販売、現在 はよく見 られるようになった「にんにく醤油」の開発や販売など、その多面的な取り組みは岩手日報紙でも取り上げられたところです。

種は盛岡農業高校より頂戴しました。盛農では教育の一環として、この 品種を守りながら商 品開発に力を注いでいました。右は同校で製造したにんにく醤油です(2009年秋)。

にんにく乾燥ハウス


【灯油を使わない自然な乾燥にこだわっています】

にんにく栽培でいちばん難しいのが<乾燥作業>です。通常の市場出荷のものは石油を使って乾燥しています。均一で迅速な乾燥が求められ るからです。わが家は厳密な乾燥法ではありませんが、米や小麦と同様に自然乾燥をモットーにしています。直接ビニールハウス内に置いたのでは光線が強すぎ て良くありませ ん。写真のようにビニール屋根の上にシルバータフベルを掛けて柔 らかな遮光をしています。どんなに日差しが強い日でも外気より若干涼しい感じになっています。垂木を挟んでコンテナの風通しを狙っていま す。また小麦も同時乾燥中で、鳩除けに防風ネットで囲っています。

にんにくは乾燥温が35度を超えると茶色の飴色に変色する部分が出てしまいます(「煮え」と呼んでいます)。そうならないよう、穏やかな気温でじっくり乾燥を心がけています。重さで3割減 の時に乾燥を終了し、種子用を除き-2度設定の冷蔵庫で貯蔵しています。


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