奥羽おひさま米-亀の尾〜予約で完売しました

¥3,000¥14,400

今期は完売いたしました。

農薬化学肥料を使用せず、天日乾燥で仕上げた「亀の尾」になります。米ぬかのみ施用する農法に合った品種を求め、2021年初めて貴重な種籾を入手でき作付けにトライいたしました。米ぬかも投じず完全な自然栽培米として取り組みました。この収穫された種籾を冷涼な当地の気象に向くよう自然な選抜を続けて、今後も作付けをいたします。昨夏の著しい低温の影響は避けられませんでしたが、1kgの種籾からのスタートでした。今後安定した栽培出荷の状況が得られればと思っています。山形の庄内地方で生まれ、主に酒米として使われながら、飯米としても良食味の評価の高いお米をお試しいただけたらと存じます。

→ご自由な数量をご希望の方はこちらのお問い合わせフォームよりお願いいたします。

クリア
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説明

農薬・化学肥料不使用 の自然乾燥米を栽培しています

 

2021年ハセ

2021年の乾燥の様子です。

チェーン除草田植え後の育苗期から前半にかけては割合温暖な傾向で推移しましたが、8月のお盆にかなり厳しい低温があって、特にひとめぼれなどの晩生の品種には不稔等の影響が出たようです。

晩生系も多く作付けする当園では結果的には収量は少なめのシーズンとなりました。早稲系であるいわてっこについては出穂後でしたため、低温による影響は回避されたように思います。ただいわてっこはいつもカメムシの侵入被害と重なってしまう弱点があり、カメムシ斑点米がどうしても多めに出てしまうことは課題になっています。

背負式エンジン除草機栽培ですが、肥料としては、当地域産の米ぬかを農閑期を中心に収集し春にこれのみ元肥として散布しており(亀の尾は使用しません)、農薬および化学肥料は使用しておりません。左の昨年導入した背負式刈り払い機に装着するタイプの除草機を中心に、チェーン除草や下駄踏み除草を組み合わせたいと思っています。

下駄除草またハセ掛け乾燥では稲わらを田から持ち出すことになり、そうではなく有機物として稲わらを田に戻すことも重要なことで、このためにわらカッターを使い、全部というのは労力的に難しいですが、毎年田を決めて脱穀後の稲わらの還元を進めていきます。

わらカッター米どころでもある雪国の晩秋は気温も低く、雨にも悩まされるため、天日干しは容易ではなく、米の乾燥が思うように進まない傾向があります。年内までに食べていただく高水分米は別として、来年まで貯蔵する16%のお米の脱穀のタイミン グは難しいですが、毎年好天を祈りながら、最後のこの外作業を進めております。

種まきー培土なお育苗の土は県内「花巻酵素」さんの有機質肥料入りの「自然育苗培土」(有機JAS認証取得)を購入使用しております。

 

2021年は新しい3品種を試験的に新規作付けし、5品種での稲作となりました。米ぬか投与のみという栽培面、そして気温の低い冷涼地、といった条件を考えた時に、県や国が推奨し新しく開発されている多肥栽培を前提とした短稈品種では農法に合わないということを農家として痛感しているためです。多肥栽培で倒伏したりすることのない農法にとっては、推奨品種とは真逆の長稈種でいもち病や冷害に強い特性を持ったお米が望ましく、それらはやはり古い品種になります。その例として亀の尾とチヨニシキを導入し、チヨニシキとひとめぼれとの対比としてササニシキを作付けしました。ササニシキはやはり当園では合わないことが1作で実感でき、2022年は作付けをやめ、残り4品種をもう一度作付けして、今後4品種ならばどう面積配分するか、あるいは3品種に絞るかを決めていきたいと思っています。

 


「亀の尾」

亀の尾の亀米ぬか施用にとどめた肥料を使わない栽培を行っていますため、ことにこちらのような寒冷地での栽培ではやはり稲の背丈が取れにくく、結果、穂につく籾の数量も減収したり、田の場所によっては極端に短くなってハセにうまく掛けにくかったりということがあります。大量の肥料を入れても倒伏しないことを目的に改良されている現代主流の短稈の品種ではうまくいかないとつくづく感じています。

亀の尾年譜やはり昔からの長稈のお米が農法には合っているようで、金肥といわれた化学肥料がない時代のお米が、化学肥料を使わない現代の農法でも適しているのかと強く感じています。こうした観点で食味の良い、東北の寒冷地でも耐えうるようなお米を模索して、2021年、亀の尾の種籾を譲られて入手でき、初めて作付けをしました。

1893年(明治26年)9月29日、山形県庄内地方の篤農家阿部亀治は、水口の冷水が当たるところで立派に立っている3本の稲穂を発見し、突然変異だろうと後に言われていますが、その寒さに強い稲穂を持ち帰って籾を栽培し、亀の尾は生まれました。中生種で対冷性、米質・食味が良く、少ない肥料でも生育量が大きいという特性を有しています。酒米としても有名ですが(「夏子の酒」という漫画のモデルになった品種)、飯米としての通販等の流通もあり、食べていただくお米として栽培を続け、出荷いたします。

亀の尾稲刈り日
稲刈り日の亀の尾(2021.10.14)

2021年は8月に強い冷害に見舞われた年でしたが、亀の尾はお盆を過ぎても出穂せず、これはさすがに穫れないんだと思いましたが、8月下旬になって出穂が始まり、そして10月の中旬には無事登熟し稲刈りをすることができました! 想像ですが、8月半ばのこの寒い時期に無理に出穂しない方が良い、じっとここは耐えて、そして寒さが抜けた後にいまこそと穂を出し、そして短期間で登熟させる、というわざを見せてくれたのではないでしょうか。この条件下でここで穫れた亀の尾の種籾を春には育苗し、作付けします、これをくり返しながら、奥羽の気象に合った亀の尾が育成されていけばと願っています。

亀の尾資料館2018年に研修会で見学に訪れた山形県鶴岡市近郊の「亀ノ尾の里資料館」での写真を数点掲載しました。

 

 

 


氷温冷蔵2014 年秋より作業場内に設置した冷蔵庫にて、冬期の3か月間ほどお米を籾の状態で-1度の温度に保つ低温貯蔵を行っています(写真右は庫内)。この一定の庫温でじっ くり熟成したお米は雪解け後4月半ばに玄米にいたしまして、秋まで供給させていただきます(後半6か月分)。氷温熟成米としての食味・鮮度上の好結果が得られていると感じています。4月の籾摺り以降 は玄米で約12度で冷蔵します。なお、冬期間の籾摺りは積雪のため困難で、出来秋の時点で春の雪融け時頃までの前半6か月見込み出荷分を10〜11月に籾摺りし、雪解けまで玄米で常温貯蔵して注文に応じ出荷しています。

ハウス乾燥米また2013年産からは特に翌年の夏期 シーズンに出荷する米のために、全体の2割くらいの量を最初からハウス内で雨に当てずに乾燥させています。野外では困難な水分15.0%を達成し、翌年の夏期にお客様の元に届いてから食べ終えていただくまで 品質の劣化がないようにと、努めております。冬期は籾で氷温貯蔵し、翌年4月に籾摺りし以降は玄米で12度で貯蔵します。

2021年は特に寒気や気圧の谷の影響により10月の降雨が多く、ハセ掛け乾燥には苦戦した年になりました。全てのハセを雨に当たらないハウス内に設置することは量的に不可能ですが、この外での乾燥が降雨により十分でなかった稲については、メッシュの袋を用いた送風乾燥機で、熱を加えることのない送風のみの乾燥を補助的に使用し、15%までの乾燥を達成します。


お米をリピート購入していただいているお客様には運賃を若干ですが減額させていただく対応をさせていただいてきましたが、2022年5月よりクレジット決済を導入いたしましたことより、カート内で即時確定できる送料にする必要のため、今般、新規のお買い上げの方も含めて、また米に限らず全品目で一律に、お米のリピートの方の額の方に統一させていただきました。なお、これに伴いまして、これまで1kg単位でお受けしていたご注文単位を、送料との対応との関係で5kg、10kg、24kgの3点にさせていただいております。もし従来通りご自由な数量、あるいは組み合わせ同梱でのご購入をご希望の場合は、下記の申し込みフォーム、あるいは普段やりとりしておりますメールよりご注文をお願いしたく、宜しくお願いいたします(その際はクレジット決済にはなりません)。今後改良を加えてまいりますので、引き続き宜しくお願い申し上げます。

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自然乾燥しそれに見合った調整設備で仕上げをしています

ハーベスタ老朽化していたハーベスタを更新しま した。コンバイン&乾燥機の稲作が圧倒的に多くハセ掛け乾燥・脱穀方式は極めてマイナーであることから、バインダーや特にこのハーベスタの良品はなかなか手に入りにくい状況になっています。
なお、玄米でのご希望の方が多く、玄米基準での計量にて出荷とさせていただいています。精米でのお届けの方は米ぬか分が減ることになりますが、米ぬかを添付しております(オプションで選択してください)。農薬は使用していないので安心して漬け物等にご使用くださ い(夏季は虫が発生しやすいので保管の面ではご注意ください)。


籾摺りライン籾摺り選別のラインは出荷するお米の品質に大変重要な要素です。せっかく良い田植えや稲刈りの機械を持っていても、お米の品質は最終的にここで決まるといっても過言ではありません。特に玄米でのご注文が多い当園の場合は、精米された米と違って籾米(アラ)が限りなく除去されていることが求められます。2015年秋より、古いライスグレーダー&計量器を新型の選別機内蔵の計量器に更新するあたって、古くなっていた籾摺り機の方も選別機と同タイプのものにセットで導入しました。この籾摺り機も天日干しの米に向いているとされるインペラ式になります。それを1.90mmの LLの網で選別します。機能的には籾摺り部分は旧型と同等ですが、籾摺りの原理はより新しい方式になっています。

 

精米機また、精米も無料で応じております。7分付きとか も可能です。 循環式タイプにより、米にやさしい熱を与えない方式になります。モーター部分を新品に交換しました。写真左の秤は「カンカン」と呼ばれる分銅を用いるタイプで、現在のデジタル軽量と異なり故障がありません。



精米は年間を通じ、ご注文いただいてから行って発送いたしております。

 

【こだわりは米ぬかと天日乾燥】

ケンと田植え

お米の食味を上げるのは米ぬかが適しているといわれます。地域内で精米された米の米ぬかを採取して水田やにんにく畑に施用しています。

米ぬかのさまざまな利用法が紹介されていることから、昨今はなかなか入手し難くなっていますが、当園では十分量確保できるよう日々努力しております。全量が当地域より集積していますので、田に入れるものはこの奥羽の里西和賀町沢内産で、100%地元産素材となります。毎年、正月過ぎから 春まで3か月かけて十分量を精米所より集めています。それ以後に集めた米ぬかは、田植え後の一部の田に散布したり、にんにく畑に使用しています。

田植え後の散布では米ぬかが田面に膜層となり、草が生えにくくなる環境を作るとともに、土がトロトロとなり微生物の格好の棲み家を提供する土づくりを狙っています。

ハサ柱

天日干しを行い続けるためには、ハセの柱を維持することが必須です。何十年も立ち続けた柱は風雨の侵食を受け、積雪と風雪に押され、だめになっていきます。適宜更新していくことが大切です。全国的には刈り取った後の田の中にハセを組む方式が主流ですが、こちらでは農道脇に通年立ち並んでいる柱に、稲刈りの始まる前にあらかじめホケを渡してハセを組んでおくという方式になります。なぜあらかじめハセ柱を埋めておく方式なのか不明ですが、おそらくは秋が短く、また晩秋は雨も多くなり雪も近いという地帯にあっては、稲刈りが終わってからおもむろにハセを田の中に組み立てるという悠長なやり方はとてもやっていられなかったのではないかと思っています。雨が降れば田の中は水も溜まったりしますしね。

1m穴を掘って長さ4mの柱を立て埋めるのです(大変な作業です)。軽くて丈夫な栗の木がハセ柱に適しています。

 

追加情報

重さ - kg

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