
5月の連休からも時間が経ってしまってますが、いまは6月半ば。植え付けの時期が終わって草取りなどの管理の日々です。作業品方山のことも想起します。東北の山も良いですね。。連休が終わった直後になりますが、足慣らしに山形市郊外の白鷹山に登ってきました。5時間くらい歩いたでしょうか。新緑が綺麗で、人もいなくて、ここは白鷹山から足を伸ばしたレーダー雨雪量計のある地点から開けた光景が望めました。左に飯豊連峰が遠望、右側は正面に当たる朝日連峰になります。我々の住む和賀山塊も奥羽の中心域で奥深いですが、この辺り、新潟との県境付近の山域も重厚です。和賀岳に比べ登山者が多いことは単独行にとってはありがたいことです。和賀岳はさすがに一人ではいけませんね。。

今年は例年より1週間早く田植えが始まりました。前代未聞の5月17日スタートになりました。亀の尾はとにかくオクテの品種ですから、早く植えるに越したことはありません。自種だしヒエも混ざったりしてますが、とにかくこの時期は、前へ次へ、ひたすら目の前の作業を片付けていく、まさに春の繁忙期になります。

いまどきはアイガモロボで初期抑草をして後半は田植え機に取り付けた株間除草機で走行する、というところでしょうが、当園はまだそこまでいきません。ひたすら旧来型の条間の除草機で作業しています。今日のこの田はササシグレ13アール。ヒエやコナギも見えていますので、左右に揺さぶって下部に激しく接近し、または乗り上げて、株直近の雑草を掻き取りたい一心です。1時間半かけて完了ですが、まあ、疲れますよね。今度和賀岳へ登る計画があるので、トレーニングだと思いたい。この6月の頑張りで収量が決まります。中干しまであと2週間です。この間最低でもあと2巡したいところですね。。
なお、現在のお米は、新米時のお取り置きの予約で完売していて、カートは閉鎖した状態です。このようなやり方で、新米時に明確にお取り置きを言ってくださらなかった方や新規の方もお断りする格好になっていて、これで良かったのかなと思い悩んだりします。その時々の在庫量を明示しながら、自然なご注文で在庫がなくなっていく方が、カートも動いてますし、良いのかなと反省しています。今後は特定の方の大量のご注文というのもないと思いますし、注文が多い人、少ない人がいるのは自然で、かえってどれくらい消費するかをあらかじめ募るようなやり方に疑問を感じていますのが正直な本音です。まずは、しっかりと量を穫ることがいまの課題ですね。

そして6月の声とともに小麦は出穂期を迎えまています。6月14日の南部小麦です。アリーナも含め順調に育っています。盛夏の休耕期間にマメ科のクロタラリアを栽培し、次の小麦播種に合わせてすき込んで地力増進を図っていますが、数年経ってその効果がじんわりと現われ出てきています。補助的にまだ鶏糞を施用したりもしますが、アリーナの去年かなり背丈が伸びた圃場では無肥料としましたし、そのうち小麦分野も稲と同じくすべて無肥料栽培で成果が上がるのではと期待しています。雪腐れ対策の面でも、地力がしっかり備わっていることと、小麦→マメ→小麦という輪作スタイルが功を奏しているように感じています。
収穫・乾燥が終わって8月の中頃には雫石の老舗の製粉所に南部・アリーナともに製粉委託します。製粉はある程度まとまった量で出さなければならないので、少量ずつ注文ごとに何度もということはできません。この収穫時の1回の委託で1年間分を確保しますので、もしご予定がございます時はこれから収穫時期頃までにご連絡あるいはご注文としてでもお受けできたらありがたく思います(多少はご注文分+アルファで製粉委託はいたします)。

数年前から栽培している赤いルバーブも良い感じです。パイプで抑えている箇所は雪解け直後にその左奥側の列のルバーブを掘り起こして分割し株分けして新植した2列です。マルチではなく抑草シートに穴を開けて草対策と乾燥防止を行っています。
赤いルバーブはその茎の販売も視野に入れてはいますが、クール便にしなくてはダメかなとか、まだ経験がなく、分量や価格とかも調査してしてみなければですね。いま近所の加工所「味工房かたくり」でジャムにしていますが、まずはそのジャム製品を販売にした方が良いのかも含め思案中です。岩手県内でしたら、北上や花巻の産直に出荷してるようです。

さて、最初に白鷹山という山形市近郊の低山に登った時の写真を掲載しましたが、この山頂からほとんど下山した麓の辺りにユキツバキの群落があり、看板も出ていました。ユキツバキは実は西和賀町にも多くみられ、もしかしたら東北の多雪地帯に特有の植物かもと思います。家の敷地内の庭木をいろいろ植えて楽しんでいますが、ちょうどユキツバキをこんもりと育ててみたいスペースがあって、挿し木でも増やせそうということで興味を持っていました。

ということで、近所にちょうどユキツバキが植わっている場所があったので、穂木を少しいただいてきて、プランターに挿してみたところです。写真は採取した状態のものですが、一番上を少しカットして、3節残して一番下の節から3ミリ下をナイフで斜めに鋭利にカットして、ルートンを切り口にまぶして25本くらい挿しました。葉っぱは半分くらい切り取ったりします。培土は鹿沼土と赤玉土を混ぜたもの(やや鹿沼石を多く)とし、ちょっと礫っぽい感じにも思いましたが、保水が良すぎると根が腐ることもあるということで購入したこの土の配合としました。
ハウスだと暑い日もあるので外の日陰っぽい木の下に置いて、直接強い雨にも当たらないようにして管理しています。
また、別の無駄になっていた場所も少し整地して、もらってきたギョウジャニンニクを植えており、ここには育苗中の芍薬も取り混ぜて植栽してみたいと思います。メイン作業の野良仕事で圃場に行き帰りの時に、いろいろこういうものの状態を経過観察するのは楽しみですね。

イワテヤマナシですが、昨年から、近所の川舟地区にあるとても味が良い実がなる「川舟ナシ」の穂木をもらってきて、うちの品種不明の梨や、台木用にあったマメナシの小さい木に接ぎ木をしていました。去年も行いましたがは失敗し、ものになりませんでしたが、今年は少し良い感じです。写真の大きな茎葉は多分成功でしょう、川舟ナシです。
接ぎ木は穂木と台木の外皮のすぐ内側にある「形成層」をお互い密着させることで成立します。去年までのやり方は台木の形成層に沿って、いわば外側の皮部分に切れ込みを入れて形成層を露出させたところに穂木を挿し込むという、形成層の密着面積を重視したやり方でしたが、それは結果うまくいきませんでした。もちろん技術がないからでしょうが。。おそらく台木の外皮を剥いた首の皮一枚への穂木の挿し込みで何かグラグラし、隙間ができて密着できなかったんだと思います。今年はそうでなく「割り接ぎ」という方法で、台木の中央にナイフで切れ込みを入れて、そこへグイグイと力を込めて穂木を差し込んで、その時に台木の形成層と穂木のそれとが「端で接合できるように」右や左に寄せてテープを巻きました。台木は固くて、穂木を差し込むのにナイフで隙間をこじ開けながらの作業でしたが、グラグラなどのない密着度の高い状態は得られたでしょう。形成層との接点は面ではなくて端の「点」部分ですから、ここが開通してくれないと無理なわけですが、写真の展葉してるところはそこが無事つながったようですね。
他の箇所も葉が開きかけてきたのもあって、ドキドキの毎日です。

ポポーでも接ぎ木をしました。神奈川県で味の良い優良品種の枝を販売している農園があり、そこから3品種枝を購入したました。ポポーの方は台木もやまなしよりやわらかく、やりやすかったです。無名品種の種から育てたポポーが5、6年経って大きくなったその枝を切って、高接ぎもしましたし、そのヒコバエとして地面から出てきている写真のような小さい台木にも接ぎました。この写真の場合はこの台木がそのまま優良ポポー品種として育ちますね。時間はかかりますが。。一方、大きい木の枝に接いだ方は早めに実をならせてくれるでしょうが、台木の方から出て来た枝の品種と区別をつけるための何らかの木の改変作業が必要になりますね。

旅行というほどではないですが、雨の日に気分転換に出かけた写真を掲載します。西和賀のコメリより在庫の豊富な雫石店に買い物に行き、そのままR46号を秋田方面へぶらり向かって、田沢湖からやや北に進んだところに秋扇湖という湖があり、ここの水没林がとても綺麗だということで、そんなに遠くでもないし足を伸ばして見てきました。コバルトブルーと新緑がとても美しいです。橋の上からの見物になりますが、けっこう多くの人がいました。来年からは数年間6月までのこの光景は見られないということで、今年の眺めは貴重でしたね。西和賀の錦秋湖も水没林が見られますが、湖面の美しさはこっちが上かな。。

本当に久々に、チャグチャグ馬ッコを見てきました。ちょうど用事もあったので。。昔は100頭くらい歩いたようですが、いまはその3分の2くらいですね。娘がラウンドワンのハンバーガーを食べたいと言い、ラウンドワンの駐車場に停めて、そして食べた後に歩いて盛岡駅で見物しましたが、戻って精算時、ハンバーガー店の駐車割引が効いて200円で停められました。こういう時は一般のコインパーキングでなく、買い物をする店の駐車場を利用するべきですね。

ところで、テレビでちょうど青森県新郷村で行われた「キリスト祭」を放送していて、昔見学に行ったことを思い出し、写真を出して見てみました。エクセルでずっと農作業日誌を付けていますので、キリストの墓とかの用語で検索し、日時が特定でき、その日付の写真を辿って探し出せました。もっとも、子どもが小さい頃の写真なので、いまのこのMacに全写真を貯蔵することは容量的に無理でして、何千点とかになりますので外付けSSDに保存しています。SSDになってからMacのストレージも容量が少なめになってしまいましたよね。外付けSSDは昨年秋に買っておいたものに、先般の寒天から帰って割と時間がある時に、写真アプリからオリジナルに変換して外付けに整理収録していました。その 外付けSSDの価格がその春には購入時の昨年秋の2倍に跳ね上がっていてビックリです。中東情勢かレアアース不足なのか、はたまたAI関係の需要が高まっていて、ということか、いずれいま外付けディスクは手が出せない価格になっています。
ともあれ、キリストは生きてイスラエルから何らかの移動手段により青森県に移動し、確か弟とともに新郷村で余生を過ごしたらしいです。この辺に戸来(へらい)という地名がありますが、ヘブライから来てるとか。。資料館もそばにありましたが、全く記憶に残ってません。。。20年前の2006年9月24日、彼岸りんどうの出荷を終えて、そのお盆から彼岸までの繁忙期に3歳の長女を預かってもらっていた家内の実家に娘を引き取りに行った帰り道です。

その後、にんにくで有名な田子町に寄って来ました。種にする用のにんにくの購入のため直接農家さんに伺ったと思います。9月の下旬はにんにくの植え付け真っ最中ですね。通りすがりに作業している光景に出会い、観察もできました。管理機が通路部分の土をマルチの上に飛ばし上げて、それを引き延ばして整地しています。左の方に見えるように、マルチの上は完全に土で覆われていますね。ここで初めて知った技術でした。右の方のようにまずりん片を植え付けしてから、ですね。マルチの穴に隙間ができるとそこが熱風状態になるので、それを防ぐためにマルチを密着させるということですね。
当園でもずっとこんな感じでやっていましたが、去年の晩秋にビニールマルチを剥がして米ぬか散布をし、この春には籾殻マルチとしました。そして来月初めのにんにく収穫後には植え付けていた畝の全体にソルガム等の緑肥を蒔き、それは緑肥すき込みするのでなくて、生育後に畝の上に刈り倒して敷き、リビングマルチとしてその隙間からりん片を植え付けていくという方式に切り替えます。不耕起になるので最初は土も硬いでしょうが、これをくり返すうちに重ねた緑肥体が積み重なって良い土づくりになってくれるのではと思っています。緑肥の種の覆土のために、上の写真で行っているように通路上の土を管理機で畝の上に飛ばし乗せてく作業は必要ですが、耕耘・畝立て・マルチ張りといった定植前の床作り作業からは解放されるし、すき込みではないため、植え付けの直前まで緑肥を生育させてから刈り倒し、さっと畝に並べてすぐ植え付けができます。9月は10日を過ぎると彼岸りんどう出荷、そして小麦畑耕耘と小麦播種、稲刈り、と1年で最も忙しい時期になり、そのためにんにくの植え付けは9月5日までに済ませるようにしています。雑草の具合がどんな感じになるのか、いろいろ読めない面もありますが。。
いまはもうあの頃のように種用のにんにくを他から買うことはありません。りん片がセンチュウに侵されている可能性がありうるからです。当園ではこれまでにもお知らせしておりますが、青森県のにんにく研究者である山下一夫氏によって生長点培養されてできたりん片のみを使用しています。八木にんにくや盛岡農業高校由来の八幡平系も、当園のりん片から生長点培養してもらってセンチュウ害のない優良化としてもらっています。一時、冬期間の水路からの畑への冠水により多くの優良にんにく種を失ってしまいましたが、その後増やし続けて、昨年秋定植分からは販売出荷用含め全にんにくが優良培養りん片からの栽培になっています。
また、新たに「最上赤」「富良野」「上海(太倉)」「南郷ピンク」など新手の品種も植え付けております。「上海」は暖地系になり、ここ北東北では無理かなというイメージもありますが、山下氏によれば、地理的に暖地と寒冷地にスパッと分かれるようなことではなくて、岩手や青森ににんにくが入って来たルーツを辿れば、暖地系も寒冷地系も結構混在しているようだ、とのことでした。上海と南郷は昨年のいまの時期に訪問させていただいた折に、山下氏が講師をされている東京の農大の学生に試食してもらって、この2種が「美味しい」と評価が高かったという話を聞き、試しに送っていただいて植えたもので、少量です。最上赤と富良野は割合多くなってきました。最上赤は味がややシャープでホワイト六片と似ており、また富良野の方はホクホク感がある、という感想です(知人による個人の感想ですが)。
ホワイト六片の系統では、紫波A,B、大野、苫米地、奥南ホワイト、そして福地ホワイト六片の元祖系混合、といった区分の品種構成となっています。紫波系は今回はあまり良くなく、元祖ホワイト系が良い生育でした。左に挙げた品種は食べた感じとして違いはわかりませんが、品種確保の意味でも絶やさず種子に回したいと思います。
にんにくはにんにくの芽のトウ摘みが始まっています。これを油炒めにして塩味で食べるのは格別です。
また時期が来ましたら紹介させていただきます。


































































この前の冬の出張帰りにドライブした紀伊半島の山々、南方熊楠が闊歩した南紀の山々も同じようなイメージがありましたね。
























































































