岩手・西和賀の農産品と田舎暮らし情報をお届けします
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農業について

農業について

イワテヤマナシ研究会について

九戸のやまなし1
当園のこのサイトやブログではあまり詳しく記載してこなかったのですが、園内に「イワテヤマナシ」を5本植えております。植えるきっかけとなったのは、「岩手食文化研究会」(現在は組織はなくなりましたが)でやまなしを研究されている神戸大学の片山先生を招聘してレクチャーを聞いたことでした。

宮澤賢治の短編作品に「やまなし」があり、よく知られておりますが、片山先生によると、東北地方ではやまなしとは「イワテヤマナシ」が正式名称で、岩手が原産地になるようです(スポットとしては早坂高原に原種が多く自生していて、ここが原産地だそうです)。だからこそ、賢治先生も作品に取り上げるほど身近な存在だったんですね。もっとも他の種類のやまなしも日本にはいろいろあって、長野県の「野辺山のやまなし」についてはこのブログでも2月に紹介しました。

この片山先生を代表としてイワテヤマナシ研究会が発足しており、私も会員の一人です。イワテヤマナシは香りも良く、賢治の「やまなし」の通りですね。現在の梨は味覚や大きさの面でやまなしを改良して進化を遂げたものでしょうが、残念ながら、この「香り」という要素は引き継げなかったようです。そしてこの香り豊かなイワテヤマナシを岩手の食材としていろんな加工を施し商品化して発展させようというのが研究会の目的で、そのためには農家としての生産面、そして加工や販売という側面の両面で研鑽を積んでいく必要があります。

今回は4月8日に岩手県九戸村で剪定をメインとした研究会が開催され、神戸から片山先生ご夫妻もお越しになり、ここ九戸の管轄の普及センターより果樹の普及員さんからも参加いただいて、剪定について学びました。



九戸のやまなし2
写真1枚目の木の剪定が終了した後の様子です。3年生の木のようです。うちのはずっと大きくなっていて、これまで剪定もしてきませんでしたので、すぐにも剪定に着手しなければなりません。講習の記憶が薄れないうちに。。主幹系という棚を使わない方式で行こうという剪定方針になりました。3年目くらいで8本にし、5年目で5本、最終的には芯を止めて3〜4本とし、横に太い枝を伸ばすことが大事ということでした。



九戸のやまなし3
こちらは片山先生の指導で九戸に最初に植えた梨ですが、当初は棚での栽培を考えていたということで、棚仕立てになっております。もう実も採れて実際に商品加工にも使われています。栽培者の方の個性や癖のようなものも剪定には現れるようで、ここはどうしたらよいか、私ならこうするなどと解説を加えながらの剪定講習になりました。

ちなみに、当日はFM岩手の取材クルーも同行していて、本日4月10日の放送となります。私もちょっとだけインタビューを受けました。

また懇親会にも参加させていただいて、普段やまなしの会話をすることもないので、とても有益な機会となりました。

九戸では数名の生産者がいて、組合として組織化もなされており、商品加工の開発も順調に進んでいるようです。もちろん県内(国内でも)での取り組みはここだけで、トップランナーです。やまなしの性質上生食ではなく加工がメインになるために、商品化する前の一次加工の機械化や酸化防止などの課題があり、検討されているようでした。売れ筋になる商品も見えてきていて、栽培面や一次加工の土台ができれば、今後大きく発展しそうな感じでした。

この村は村長さんが確か農協の出身の方で、農業面での取り組みには力が入っているように私には感じられます。同じことは西和賀町では簡単にはいかないでしょうが、私個人は植えている木を大事に管理し、このサイトを通じてレシピなども紹介していきつつ、青果としての梨をお届けし、家庭利用とか、あるいはご商売の方向けにオリジナルなお菓子作りの食材に使っていただける形で提供できるならばと思い、いまのところ栽培を続けています。栽培といっても植えっぱなしなんですが。。

神戸大学の片山先生は岩手県内をくまなく訪ね歩いて、優良な梨を見つけて大学に持ち帰り、接ぎ木で増殖して、ジーンバンク的に保存していらっしゃいます。西和賀町内の優良な木も神戸の大学の園地で育っていて、それは植えていた家の屋号をとってでしょう、「ハンベエナシ」と呼ばれる実が大きく味も香りも良いイワテヤマナシです。この西和賀由来の梨を神戸大学から逆輸入して、当園に植栽しました(2013年4月12日)。規模では九戸にかないませんし、九戸と同じ品種の木を植えても、私の取り組みの存在理由というのは薄まってしまいますから、この木を選んで送っていただきました。

やまなしの面白さは、種や花粉とかが地理的に移動し原産地域から離れていくごとに交雑しながら多彩なバリエーションが現実化しているという点です。オーバーに言えば、1本1本の木がそれぞれ1品種だといっていいくらいバリエーションが豊かです。商材として考える時も、お酒ならこの梨、ジュースならこの梨、というのが出てくる感じで、面白みがありますね。「ハンベエナシ」はどんな商品化が向いているでしょうか。

さて、現在の農作業は、終盤に入ってきたタラノメの栽培出荷がメインです。準備した駒木は全てベッドに伏せ込み済みで、あとは出荷で減っていくだけです。4月中には予定通り終了するでしょう。

雪はまだあるし、外の仕事はできません。もうじき稲の種まきですので、その準備としてハウスはビニール掛けまですみましたし、培土も購入済みで、種籾は現在催芽機で31度の加温中です。今日はこれから春の籾摺り作業をします。ちょうど秋の籾摺り分の在庫がなくなってきましたので、これから次の出来秋までの後半戦の玄米を用意します。当園では秋の収穫時と半年後の4月の2回に分けて籾摺りをします。今回のは冬期間氷温冷蔵庫で熟成した「氷温米」になります。

タラノメと合わせまして、お米の方もどうぞ宜しくお願いいたします。

イワテヤマナシにご興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ご意見やご感想などお聞かせいただけたら幸いです。

九戸のやまなし1

サイトをリニューアルしました

 

タラノメ2019
寒天作りの出張から戻り、たらの芽の栽培を進めています。とはいえこの作業は1日むったりとかかるわけではなく、作業としてはせいぜい1日3時間くらいでしょうか。頑張って作業を進めすぎても、逆に収穫期が一斉に揃ってしまい、需要をオーバーしてしまうからです。切れ目なく同じ感じで出荷をキープするには、チョビチョビが良いのです。現状では。そこは市場出荷が困難な山間地のデメリットかもしれませんね。その意味でも、もっとしっかり仕事をして出荷量を増やすためには、季節限定のものですし、インターネットからのご注文が増えてくれることを願い、そのための努力も続けるばかりですね。

 

 

 

タラノメ・ズーム

 

現在、たらの芽は厨房用の業務利用に多くを出荷しています。市場流通品よりも展葉を進ませていて天ぷらのボリューム感も増しますね。個人のご家庭での利用もですが、厨房用ご希望のご注文も合わせてお待ち申し上げております。配送日当日に切断し、すぐに出荷します。低温下で1週間は大丈夫です(発送は基本は冷蔵でなく常温です)。

 

さて、いまの農閑期の時期にしかできないと思っていた懸案事項に、サイトのリニューアルがありました。何よりもスマホからのアクセスに対応したデザインにしたかったし、またもう一点、ホームページ作成ソフトの老朽化(?)という問題もありました。

 

Macで作業する者にとって、Windowsのような一般的に使いやすいホームページビルダーのようなソフトがなくて、思いっきりプロ仕様のものになってしまいます。ビジュアル画面で扱えるものは値段も高く、勉強も難しそう。値段が安いものは直接タグを扱うタイプになります(やはりプロ向きですね)。いずれにしてもハードルは高くて、フリーのビジュアル画面で扱えるソフトで長年やってまいりましたが、OSやMac本体の進化に動作が着いていけなくなりつつあり、寒天出張中もずっと悩んでいた課題でした。

 

そこで今回、WordPressでサイトを再構築することに決め、その結果スマホ対応のレスポンシブルなサイトを作ることができました。併せて、ブラウザで行う作業ということで、Safariと、画像準備用にPhotoshop(Element)のみのアプリケーションですむことで、OSの進化等の問題も解決することになりました。構築には正味10日間要しました。。

 

慣れないツールでサイトを作るにはいろんな格闘があり、頭は朦朧として、深い森にさ迷い込んでしまった状態の連続でしたが、このほど無事すべての作業が終わり、そしてブログも新しく本体(固定ページ)と緊密に合体した構成になりました。

 

旧ページからのリダイレクトの設定も済ませましたので、既に前のページは削除しております。index.htmlがindex.phpとなり、販売ページを格納していたshoppingというディレクトリもアクセス不要となりました。

 

ただ、ショッピングカートだけは以前からのCGIプログラムを引き続き再設定しております。WEB MARTというプログラムを使用しておりますが、とても使いやすいです。何もかもプラグインに頼ってWordPressの中にショッピング内容も持ち込んでしまうのではなく、そこはWordPressの外で処理される仕組みになります。

 

ただカートのCGIの中で、配送日時指定欄で出てくるカレンダー(Datapicker)のボタンが見えないという不具合があって、なんとか苦戦して自力で解決し(これだけで5時間かかりました)、また注文が経過する画面(お客様情報入力等)がスマホだとなぜか縮小表示されて見にくいという不満も解消しました。もしかしてまだまだ至らない点もあるかもしれませんが、どうぞ今後とも本サイトを宜しくお願いいたします。

 

 

薪の玉切り2019

 

さて、ホームページWordPress作業とタラノメの伏せ込み&収穫という作業に加えて、薪の準備が入ってきました。今年は記録的に雪が少ないです。もう1mもありません。森林組合からユニックでドサっと降ろしてもらったナラの木はこの残り少ない雪の上で玉切りします。雪の上の方が、チェーンソーの刃を地面にぶつけてしまわないので、かえって良いですよね。いずれ雪が解ければ田畑の仕事が忙しくなりまから。

 

玉切りをすませたら、いったん脇に投げて、奥の作業場から軽トラックを出せるように道を空けないといけません。思ったより早く薪が届いたので、通路部分に除雪機をかける余裕がありませんでした(WordPressから手が離せなくて)。今年は黙っていてもそれなりに早く溶けると思いますが、一度さっと除雪機で道を作っておきたいと思います。ハウスの雪も一応飛ばしておきたいですし、早めに奥からタラノメの穂木や米の籾も出してこなければなりません。

 

 

感覚ミュージアム1

 

さて、去年は長野から帰ってディズニーランドへ行きましたが、今年はどこに行こうかと、寒天作業中も計画を練り(それ自体が楽しみですしね)、今年は仙台に決めました。

 

ここは宮城県大崎市にある「感覚ミュージアム」という施設。小学校中学年まで向きでしょうか。1〜2時間くらい、視覚や聴覚、嗅覚とか、それにこのような体全体を使った器具で遊べます。写真は足でペダルを漕ぐと大きな円形の輪が回転しつつ前方(左)に進み、同時に小さな輪が手の操作で上下に変動して、向こうの壁にチョークで変動に合わせた図形が描かれていく、という装置です。手と足の動かし方でオリジナルな絵が描けるというものですね。

 

 

 

感覚ミュージアム2


これも感覚ミュージアムの中です。鏡の組み合わせで万華鏡の中を進んでいく感じ。

 

 

仙台市天文台

 

仙台市にはお昼に到着し、午後は仙台市の科学館を見て、その後天文台に行きました。天文台内部の閲覧室で過ごした後、プラネタリウムを見ました。

 

 

仙台のイルミネーション

 

仙台市のイルミネーションです。盛岡にはこういうところはないですね。さすがは仙台です。若い人たちがたむろしていました。待ち合わせ場所にもなっているんでしょう。

 

 

花の湯計画通り、仙台市の銭湯に入りました。2年前にうみの杜水族館に行った帰りに寄った銭湯はまだ健在でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ひな祭りケーキ

 

ひな祭りも終わりました。初めてチョコの生クリームでケーキを焼きました。スポンジケーキはもちろんオーブン付き薪ストーブの出番です。安いイチゴだったのでちょっと傷が付いていますが、何ともありません。

 

そんな次第で、HPのリニューアルができてホッとしています。WordPressに取り組むことで、付随するいろんな技術情報をネットで検索し、少しだけですがネット知識が進化しました。ワープロや画像ソフトと違って、HPの場合は、どこをどういじったらどう変化するのか、が間接的でわかりづらいですね。まあ、せっかく覚えたことも、形ができて、これから単純な更新や投稿に終始していたら、忘れてしまいそうですね。

 

タラノメ2019

おひさま米

 

現在はお米を出荷しています

 

1996年に東京から移住して農業を始め、20年余りが経ちました。農村は刺激的でアクティブな日々。。お米やにんにく等をインターネット販売しており、生産の情報や背景の暮らしの様子をブログ記事でお届けしています。

 

 

これまでのブログ記事はこちらです

 

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2005年2月から2019年3月までの投稿記事はこちらでどうぞご覧になってください。

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2019年の農園について

 

● 昨年度に続き、本年も冬の前半は長野県茅野市での寒天作りに従事してきました。農業に携わる点では昨年11月下旬で作業は終了し、開始の方は遅ればせながらこの2月の前半よりのスタートとなっています。とはいえ、今年は出張中に中3になる娘がお米等の出荷作業に当たってくれたため、ほぼ受注と出荷については通常通り維持することができました。●大学時代に慣れ親しみ、社会人になってからも登山に赴いた北アルプスや八ヶ岳は懐かしく、30数年前の、言って見れば自立した自我の原点みたいな地に立って、何かしらリフレッシュさせられるものを感じつつ、自分のその後の歩み点検するという期間にもなったようです。農家としての一日は起きている間中、際限なくバタバタと進んでいくものですが、与えられた仕事を成すために来ているという状況ですので、作業の終わりとともに、自由な時間が訪れます。その点は リラックスできたのではないかと思います。この長野での滞在については、滞在中からブログ記事で紹介しておりますので、よろしければご参照ください。(2019.2.14)

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